SSブログ

BBE Sonic Stomp MS92 [使用楽器・機材・部品紹介]

ソニックマキシマイザー[るんるん]

掛け持っているバンドの中でメインの「大人数の歌モノバンド」でのベースの音作りに目処が付いたので、余り制約の無いメタル系のバンドで少し自己主張したくなり、エフェクターボードを組むことにした。

今回の音作りはTECH21のSANS AMPをメインで進めている。

ただ、俺の感覚ではSANS AMPの成分を多くすると音が奥に引っ込んでしまう感じで、単体で鳴らすとゴキゲンな音なんだけど、バンドで混ぜると他の楽器に美味しかった部分が吸われてしまう感じがする。

SANS AMPのイコライザーで何とか補正しようとするんだけど、これがナカナカ難しい。

確かにSANS AMPのTREBLEやBASS、PRESENCEはどれも嫌という程効くんだけど、SANS AMPのEQがフラットの状態で「EQで持ち上がる部分」は既に充分持ち上がっている…だから付いているトーンでは補正できない感じ。

ミドル域や音の芯を考えるとBLENDも中立当たりが限度かなと思う。

この状態でも全然OKなんだけど、幕張り的な引っ込み感は拭えない。

そこでSANS AMPの後段でソニックマキシマイザーを使ってみる事にした。

07.03.02.jpg


BBEのソニックマキシマイザーは、ラックタイプのをオーディオ機材として使っていたが、今回はSonic Stomp MS92というミニタイプのがあったので使ってみることにした。

ソニックマキシマイザーは理屈はよく判らないが、俺は「音圧製造器」みたいな感じだと漠然と思っていた。

ただSonic Stomp MS92を使うと不思議なことに、それより前段のエフェクターの効きが良くなる感じなので、俺の場合は音圧やハイやローを補うのでは無く、前段のエフェクターの抜けを出す為に使っている。

2つあるコントロールも、LO CONTOURが中立、高域を強調するPROCESSも1時位の位置で使っている。

今、ボードには最近のJ-ロック定番の歪みを出すために、もう一つベードラをマウントしているんだけど、こちらもSonic Stomp MS92のおかげで極端な設定をしなくても充分効果が得られるようになった…ミックスでエフェクト音を抑えドライ音を上げられるので、音の芯を保てる。

基本サウンドを作るなら、プリアンプなどとSonic Stomp MS92を「込み」で作るとエフェクターでの「余計な作り込み」を避けられると思う。

俺のボードは小さいので以前の大いタイプは入らなかったけど、Sonic Stomp MS92は小さいので助かるのだ。