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足利市 [旅行記]

北関東旅行2018 05[車(セダン)]

旅行仲間のKと「つくばエクスプレス」で終点のつくば駅まで行き、駅前でレンタカーを借りて筑波山神社西光院雨引観音と廻った後、高速道路を乗り継いでその日の宿のホテルがある栃木県の足利へ向かった。

ホテルにチェックイン後、Kがあらかじめ調べてくれていた居酒屋に向かってブラブラ足利の街を歩く。

足利尊氏の像があった…足利市は室町幕府で天下人となった足利氏発祥の地だが、足利尊氏は京都府綾部市出身。

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ただ、進学時は理数系で日本史に疎い俺は、足利氏の時代背景が判らなくて…それ以前に足利氏って鎌倉幕府の前なのか後なのかもアヤフヤで混乱していた。

ホテルからの道路は石畳で、居並ぶ店の雰囲気も古風な感じ。

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小江戸と呼ばれている埼玉県の川越みたいな雰囲気を醸し出していた。

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Kとの付き合いももうすぐ20年になるが、お互い歳を取ってきた。

「最近タレントの名前が出なくなってきたよ」とKがこぼすと、俺も「最近職場で、吉右衛門の鬼平犯科帳の木村忠吾役の尾美としのりの名前が出なくなって見栄晴って言っちゃった」というと「似たようなもんじゃん」とK…そんな馬鹿な話をしながら目的の居酒屋に行くと閉まっていたので、JR足利駅前にあったチェーン店の居酒屋に入った。

日が暮れる頃には、駅前なのに誰もいなくて寂しい街だなと思っていたが、暫くすると居酒屋は満員の賑わいになった。

ほろ酔い気分でホテルに戻った我々は、みうらじゅんといとうせいこうが見仏に行った先のホテルでその日見た仏像の話で盛り上がるように、我が国を産んだイザナギとイザナミを祀り天照大神が降臨した筑波山神社などを廻ったからなのか、日本という国の成り立ちの謎みたいな事について話し合った。

我が国の古い歴史になると、学術的には日本書紀や古事記より過去には遡れない…それ以前は文字がなかったというのが理由らしいが、俺なんかは漢字伝来以前には神代文字というのが縄文時代からあったとする説を支持している。

漢字伝来以前の日本の歴史は外国の文献に頼るしか無いとなると、例えば魏志倭人伝という中国の書物には邪馬台国に「卑弥呼」という女王がいたと書かれているが、本当は太陽神に仕える巫女で「日巫女」が正しいのだが、わざと日本を蔑んで「卑」という字を使っている。

これは東夷といって「中国が世界の文化政治の中心であり他に優越している」という中華思想のもとに、倭人の事を見下した表記になっている…そんなバイアスがかかった文献に科学的な整合性など無いと思っている。

ユダヤ人であるダーウインの進化論や、同じくユダヤ人のアインシュタインの相対性理論は、ユダヤ以外の民族の科学発展を遅らせるために作られた「足かせ」であるという陰謀論と同じで、もし魏志倭人伝に惑わされなければ、日本の古代史の研究はもっと先に進めていたかもしれない。

もしそうだとすれば、我が国の成り立ちという重要な部分に魏志倭人伝を用い、それを教科書の中に取り入れて教育している事というか、取り入れさせている勢力とはなんだろうかと考えてしまう…日本人に知られたくない日本の成り立ちとは何だ?と考えてしまう。

文字が無かったとされる古代の日本はどんな国だったのだろうか?

「死ぬまでに知りたいね」などと言っているうちに寝てしまったのだ。