SSブログ

バンドの性格 [日々のあれこれ]

気が合うのがベスト[手(チョキ)]

バンドにもそれぞれ性格がある。

バンドは複数の人間が集まる小さな社会だから、リーダーさんの仕切り方次第で様々な特色がある。

出音や演奏のクオリティー重視な生真面目バンドから、バンドは呑みに集まる為の方便っていうのも凄く多い。

リーダーの独裁王朝系バンドはさておき、民主的なバンドだと多数決的な嗜好に落ち着く。

まあ俺が1990年代の頃にやっていたのも生真面目なバンドだったけど、ああいう優れた才能を全パート揃え、何年も続けられたというのは運の領域で、バンドを語る場合は余り参考にはならない。

06.14.01.jpg


そういう特殊な例を除けば、バンドは音楽演奏以外にも共通の嗜好があり、そういうのが結束に繋がっている。

例えば俺が地元でやっているバンドは「ホラー系が大丈夫」なバンドで、これには俺も凄く喜んでいる。

ホラー系が嫌いな奴がバンドの過半数を占めると、そういう話が出来なくなる…そうなると、俺は何を話して良いか判らなくなるので呑みにも行かない。

俺が地元でやっているバンドは、1回のリハ時間が長いので真ん中に結構長めの休憩を挟むんだけど…これまで何故かそういう話にならなかったんだけど、何気に俺がホラー系の話を振ると皆が食付いてきて盛り上がった。

特にリーダーが大好きみたいで助かった。

06.14.02.jpg
リーダーからもらった九州土産


俺の後ろにスタジオの店員がいたんだけど、急に音楽を鳴らし始めたりして明らかに嫌がっているのが判った。

俺が軽い入門編レベルの怪談を話していると、テーブルを挟んで聞いているボーカルの腕がサーッと鳥肌になっていくのが見えた。

かなり効いてるな…と。

そして、「俺が心霊スポットなんかに元気よく行っていた頃は関西に住んでいたので、関東の事はよく知らないんだけど…」、「正丸トンネルって実際どうなの?」と聞くと、待ちかまえていた皆が口々にワイワイ…最高に楽しい!

思うに、バンドで城が建つほど儲かっているなら話は別だけど、嫌な思いを堪えてまでやるものでは無い…それより気の合う連中と楽しんだ方がよいと思う。

せっかくバンドをやるんだから、楽しめなければ意味がないのだ。