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ハードなベースとは何だ? [ベースの話題]

音の再構築[るんるん]

これまでベース弾きとしては、J-POPやJ-ROCK中心に演奏してきた。

そういうジャンルが一番レベルが高いと思ったからで、音源で演奏しているのは国内でもトップクラスのスタジオミュージシャン達が張り切って弾いているのが多い。

だから、J-POPやJ-ROCKと言っても一概に「この音」というのは無い。

例えば日本のヘヴィーメタルの創成期には、そういう勇ましいのとは相反する「ポップさ」が求められる事が多かった。

勇ましく激しい音でデビューしても、売れてくるとバラード中心になる…みたいな。

ただ、そこでのバラードの音は、最初からハード系とは無縁な生粋のポップジャンルの人たちが出す音とは何もかもが別物だった。

昔のメタル系バンドのバラードって「またこのパターンかよ」という、捻りも無いお粗末なモノが多かった。

そういう「判りやすい時代」から何十年も経って、最近のJ-POPやJ-ROCKの音は、変な話昔のメタル系の音より過激なモノもジャンル的ファッションを飛び越えて普通にとけ込んでいる…だから最近のJ-ROCKはバラエティー豊なので弾いていて楽しい。

そして、最近ベースで興味があるのがハードロック系の音で、これは俺は初挑戦かもしれない。

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改めて、1970~80年代に作られた好きなアルバムのベースの音を聴いてみた。

まず、想像以上に歪んでいる。

エフェクターの歪みというより、歪みやすいというか、歪みが売りのACOUSTICやAMPEGなどのアンプが歪んでいる感じ…ナチュラルな歪み。

音も、弾き方も今のJ-ROCKより全然地味だけど勉強になる。

「ここまで歪むのもアリなんだ」的な、許容範囲の最大公約数を広げる意味では、参考になる。

ポイントは「歪み」だと思う。

ここから先の俺の課題も歪み研究になるのだ。