秋篠寺

寺社・仏閣探訪ツアー2018　Vol.04

良い寺は何度訪れても良い。

秋篠寺は2010年の1月に訪れていたが、今回の見仏で再び行ってみた。




西大寺から車で数分、狭い道路の集落の中に専用駐車場がある。

秋篠寺の歴史は古い。




小さな東門をくぐり、静まりかえった道を進むと見事な苔の庭が見えてくる。




苔といえば、最近では三千院のわらべ地蔵の庭の苔が凄かったけど、秋篠寺の苔も見事に手入れされていた。

拝観料を払って境内に入る…




目の前に国宝の本堂が建っている。




本尊は重文の薬師如来…脇侍の日光月光菩薩も良い。




そして多くの文人達が愛した、日本で唯一の芸術の女神、技芸天立像。




いつ見ても可憐だ…俺には若い娘さんって感じに見える。

本来仏像に性別は無いんだろうけど、明らかに女性という仏像もあって、特に観音となるとその傾向が強い。

ただ、女性でも娘さんの仏像となるとある様で無い…浄瑠璃寺の吉祥天はもう少し年上に見えるし、室生寺の十一面観音も可憐となるとちょっと違う…秋篠寺の技芸天くらいかも。

清純というか、清廉で無垢だから人気があるんだと思う。

土間の薄暗い堂内には、俺と同年配の仏像ファンの仲間達が仏像を見上げていた…皆笑顔だった。

本堂内でお守りを買った。




技芸天はいつ見ても良いのだ。