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ディレイ [ギターの話題]

デジタルとアナログ[るんるん]

ネットで、ギターのディレイサウンドに拘った人のブログを拝見して、自分のディレイとの歩みを思いだした。

ディレイは昔はエコー、つまり山に向かって「ヤッホー!」と言えば「ヤッホー!」と返ってくるこだまで、そんなのが機械で人工的に作れるのに驚いた…テープエコーは原理が理解できたけど、テープ交換やヘッドのメンテナンスが要らないアナログディレイとかは画期的だった。

俺が最初に買ったエコー系のエフェクターは、Rolandのテープエコーだった。

確かスプリングだと思うけどリバーブも付いていたと思う…10kg程あったと思うが、恐ろしく重くてバンド練習に持って行けなかった。

次がMaxonのAD150というアナログディレイで、これは気に入ってライブでは必ず使った。

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しかし持ち運びに不便なので、ペダルタイプのGuyatoneのPS-006というアナログディレイを使った。

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そしてデジタルディレイの価格が手の届く様になり、MaxonのDM-1000を買った。

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そこから、デジタルディレイとアナログディレイを併用するようになる…というのも、アナログディレイでやっていた事をデジタルディレイでやってみると全く別物という程違和感があった。

この頃から世の中は一気にデジタル化していくけど、俺は逆にアナログに拘るようになりソロの時はブースト+ディレイがワンセットだった。

ソロ系の音作りはDEARERというバンドに所属していたときに確立した…MaxonのMASTER SWITCHでソロ回路をループさせてコルグのSD-200 SIGNAL DELAYでブーストさせた…かなり長期間ソロ時はこいつ一発だった。

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SD-200 SIGNAL DELAYはお気に入りで、もう一台スペアを持っていた。

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アナログディレイで最後に使ったのがRolandのアナログエコーDC-20で、ラックにマウントしていたがバンド活動の規模縮小でラック関係を運ばなくなり使わなくなった。

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デジタルディレイはDEARER以降よく使った。

当時の俺のライブでのオヤクソクだったのは「アフターディレイ」で、YAMAHAのEMP700にあるエフェクトで殆どの曲で使っていた。

アフターディレイは入力信号が無くなると自動的にディレイが発信するので、演奏中はドライで曲が終わるとエンディングの部分がリピートされる。

ライブで曲がビシッとブレイクで終わって、俺も微動だにしないのに、ギターだけ音が1度だけ繰り返す…俺はそれがカッコ良いと思っていたので、ディレイの音量をドライと同じ位に上げていた。

MargeLitchが某バンドのバックバンドを務めたときのライブを見に来た某有名ミュージシャンが俺のアフターディレイを聞いて、俺が曲中でもロングディレイを掛けっぱなしで弾いていると思ったらしく、人を通じて「ディレイの掛けっぱなしは良くない」と言ってきたので、その人の耳の悪さにガッカリしたのを覚えている…ロングディレイをドライと同じくらいのレベルに上げて弾けば演奏にならないのは素人でも判る。

ディレイも色々使ったけど、今振り返って良かったディレイはMaxon DD-01かな。

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デジタルなんだけどアナログっぽい丸みがある感じで、ギターで使うと効きが良くて気に入っていた。

現在のお気に入りのディレイはROCKTRON VooDu Valveのディレイかな…柔らかいんだけどカチっとしていて、掛かりが良い。

音を加工するのでは無く、遅らせる効果が好きなのだ。