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時代劇漫画 [日々のあれこれ]

最近のマイブーム[本]

職場がある秋葉原には近くにブックオフがある。

結構大きな店で、仏像関係の本や「釣りキチ三平」とかの文庫本を買ったりしていた。

そして最近は時代劇の漫画本を買っている。

職場の上司が時代劇の漫画、月刊「コミック乱」を買ってきたのが切っ掛けで一気に広まった。

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俺は「コミック乱」では、さいとう・たかおの「鬼平犯科帳」と過去の大島やすいちの「剣客商売」が気に入っている…どちらも池波正太郎原作で毎月楽しみにしていた。

しかし月刊誌なので待ちきれずに、職場の人たちがブックオフで文庫本を買いだした。

時代劇か…思いだすのは子供の頃で、夏休みなどに母方の祖父の家に遊びに行くと夕食後はでっかいテレビで時代劇が始まる。

俺は子供だったから興味も無いし、見ても判らないので眠くなる。

でも爺ちゃんも婆ちゃんも熱心に見ているので、とりあえず頑張って座っているんだけど凄まじい睡魔が襲ってくる…とにかく時代劇といえば眠いものでしかなかったんだけど、高校の頃辺りから水戸黄門が気に入って時代劇ファンになった。

最近は職場に山のようにある時代劇の漫画を片っ端から読んでいる。

俺は漫画だけでは飽きたらず、職場用ノートでテレビ時代劇の「剣客商売」を見ている…こういう場合、以前はチョコとコーヒーだったが、最近はお茶と煎餅をバリバリやりながら見ている。

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テレビドラマの「剣客商売」は色々あるが、今見ているのは藤田まことバージョン。

これは放送されていた2000年前後にリアルタイムで見ていたので懐かしいが、今見直してみると不自然な部分が多い。

最大の違和感は、「剣客商売」はど真ん中で江戸の話なのに、藤田まことだと関西っぽくなる。

原作では地味な扱いの料亭「不二楼」のシーンが不自然に多く、毎回出てくる梶芽衣子と江戸家猫八を見ていると「鬼平犯科帳」と混同する。

田沼意次役の平幹二朗が元気で若すぎるし、登場が多すぎる。

また、重要な登場人物である秋山大治郎と佐々木三冬の役者が替わったのも致命的な違和感だった…石坂浩二の水戸黄門級の違和感。

…と、言い出せばきりがないが、テーマが剣客だからガチガチの武士の話なのに、登場するのは十手持ちや料亭の女将など町人ばかりがレギュラーで、老中の用人役の真田健一郎の流暢な武士言葉だけが芝居を緊めていた。

ただ真田健一郎といえば「鬼平犯科帳」の沢田小平次なので「剣客商売」に出てくると違和感があった。

というか「鬼平犯科帳」には中村吉右衛門が見事に武士の平蔵を演じていたが、「剣客商売」は本格武家の格式を真田健一郎1人に頼り切りなのに違和感があった…娯楽時代劇なのでNHKの大河ドラマみたいにやれとは言わないが、もう少し武士作法の硬さが全体に欲しかった。


俺は…最近は時代劇にドップリなので、言葉が脳内で武士調に変換されている。

今日のブログはこれにて失礼つかまつるのだ。