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新旧機材間でのファイルの互換性 [DTM研究会]

データの謎を追う[サーチ(調べる)]

春だからなのか、自分の中では珍しくDTMで作品を作りたい気分なのに、困った事にバンド演奏の方のブッキングが立て込んでいて時間が取れない。

バンドの予定というやつは俺のDTMの気分に関係なく、随分前に決まっているのでどうしようもない。

という事で、当分は落ち着いて作曲って体勢にならないので、今回MIDIファイルの保存を色々と試している。


そもそも俺がDTMで作曲する前は、YAMAHAの「QY70」という小さなシーケンサーを使っていた。

その時に作ったデータは捨てずにPCに保存しているんだけど、その大半がバルクデータとして保存してある。

その理由がMIDIファイルで保存するとDTMアプリで開いても音符の位置がずれていたりで使い物にならない場合があるので、今回はその原因を探りながらDTMで使えるMIDIファイルとして保存する事にした。

というのも、バルクデータのファイルをMIDファイルに変換するには一旦YAMAHAのシーケンサーに戻す必要があるので、シーケンサーが動く内に済ませないとダメになってしまう。

そこで必要になるのがPCとシーケンサー間でファイルの送受信を行なうMIDI関連のあれこれを揃えなければならないので、少しうろたえたが激重の腰を上げた。

YAMAHAのQY70、YAMAHAはプラスとマイナスが逆なので「YAMAHAの電源アダプター」、MIDIインターフェイス、MIDIケーブル等々、どれも10年近く使ってなかったモノばかりなので、探索は困難を極めたが執念でセッティング完了。

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超久しぶりにQY70の電源を入れると「内蔵バッテリーがダメになっている」という警告が出てドキッとするが、作業に支障は無さそう。

ボタン関係は、押す頻度の多いのは全てダメになっていた…音を走らせようとボタンを押すんだけど、電導ゴムがダメになっているのは判っているが、PCからMIDI経由でQYにバルクデータを入れてMIDIで出すだけなので、治さないでも今回の作業に支障はない。

MIDIケーブルを繋いで適当なバルクデータをQY経由でスタンダードMIDIファイルに変換してみたのをDTMアプリで開いてみたが、音が鳴らない。

原因はQY側でソングデータをExpandBacking処理していなかった…10年も使わないのでスッカリ忘れていた!

結果、DTMアプリで普通に走り、後処理なども可能なMIDIファイルの作成に成功した…念のためにMIDIファイルを読み込んだDTMアプリ側でMIDIファイルとして保存した。

防備録として付け加えるとQY70で作ったドラムトラックのスネアの位置が違っていたので、ピアノロールで補正した。

ただ、DTMアプリで開いても小節の頭がずれていたり、音色を変更しようとしても出来ない「謎MIDIファイル」を作ることは出来ず、何故そういうファイルが出来たのか?の謎は解けなかった。

重要なのは、面倒だけど今回の作業を覚えている間にMIDIデータの保存を終了させる事だと思う…。

新旧機材間でのファイル互換性の問題は頭が痛いのだ。