文書書き換え問題

乗り切れるのか？

学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る文書書き換え問題が発覚、これは内閣総辞職に直結する大スキャンダル。

これまでの安倍総理の凄いところは無尽蔵の厚顔無恥なところで、過去の総理大臣達が退いた位のマグニチュードではビクともしないタフさがあるが、今回はどうなるんだろうか…公文書偽造だから罪は重いと思う。

この文書書き換え問題が発覚する寸前まで、安倍総理は習近平やプーチン、メルケルや北朝鮮のカリアゲの様に永久に日本国に君臨し続ける安倍王朝の皇帝の座を粛々と構築しつつあった。

鉄壁の安倍王朝を根本から支えているのがマスコミで、高級寿司をご馳走して貰った見返りに王朝に不都合なニュースは黙殺し、これまで多々あったピンチも全てマスコミが情報操作したり、もみ消してきた。

例えば憲法改正問題では国民の怒りがわき起こり、各地でデモが起きて東京でも何万人の人たちが国会周辺を取り囲んだ時、NHKを筆頭に大手マスコミが一丸となってこれらをブロックしたが、ネット情報がマスコミのガードをすり抜けて多くの人が知ることになる。




総理官邸を取り囲む大群の写真を見て、誰もが国民の怒りの声に安倍総理は震え上がっていると思っていたが、後で判ったのは、丁度その頃安倍総理は大阪で森友学園と悪事の算段をしていた…つまり国民何万人の怒りなんて安倍王朝には何の意味も無く、その後行なわれた自民圧勝の選挙結果がその事を強烈に裏付けることとなった。

安倍王朝誕生以後の最大の特徴は、それまでと違って日本という国が日本国民のものでは無いという雰囲気を頻繁に感じる様になった事だと思う。

それまでの「日本」は我々日本国民全員の故郷という雰囲気だったが、最近は皇帝様のお気に入りの人々だけのものになっていて、王朝のスキャンダルが次々ともみ消される度に、我々国民の力が如何に無力なものなのかを思い知った。


だから、俺なんかは今回の「文書書き換え問題」も、いつもの安倍王朝の取るに足らない「日常」だと思っていた。

しかし、遂に安倍王朝御用新聞の読売までがこの事件を報道し始めた。




ネトウヨの巣窟であるYahoo!ニュースのコメント欄やNHKまでも、これまでとは真逆の流れになっている。




安倍王朝の提灯記事専門の読売が、王朝に批判的な記事を書いたという事は…この事件では既に死人まで出ているが安部王朝にもみ消すだけの力が無くなりつつある事を意味しているのかもしれない。

問題は、それがどの程度の規模の話なのか？に尽きる。

世界の権力はピラミッド構造になっていて、安倍皇帝もそのピラミッド階級の何処かに属しているんだけど、間違いなく最上階にはいない…そういう意味では安倍皇帝も「数ある持ち駒の１つ」でしかない。

安倍皇帝を操っている存在が弱ってきているのか？そろそろ安倍皇帝を用済みだと捨てようとしているのか？

昨日も官邸前で大きなデモがあり、国民の関心は深い。




しかし、今のところ麻生財相は辞任を否定、昭恵氏は自分のフェイスブックに書き込まれた野党批判のコメントに「いいね！」ボタンを押すなど余裕の姿勢を見せている…馬鹿な国民は3日も経てば忘れるだろうといったところだろうか。






安倍王朝はこの大ピンチを切り抜ける事が出来るのか？

切り抜けるとすれば、どういう手を使うのか？

お手並み拝見なのだ。