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DTMテスト走行 [DTM研究会]

リアルサウンドへのステップ[るんるん]

最近はDTMを本格的に再開する為の準備をしている。

電源周りとモニター周りのセッティングは久しぶりに電源を入れてみたが、無事音が出た。

モニタースピーカーはレコーディングスタジオでは定番のYAMAHAのNS-10M。

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パワーアンプはYAMAHAのA100a。

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とりあえず作品を作る前に色々テストをしているんだけど、アプリの使い方の記憶との戦いになっている。

「えーっと、これはどうやるんだったか?」の連続で、ギリギリ思いだせている状態。

「試行錯誤」に「思いだし」が加算されるので、時間も頭も凄く大変…知恵熱が下がらない。

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DTMの強みは何と言っても自分1人で音源製作が可能なことで、数あるPCアプリの中でも最高にクリエイティブになれるジャンルだと思う。

DTMの弱点は、リアルな音を求めると生録音していた部分が弱くなる…その最たるモノがボーカルパートで、今のところ最適なのがボーカロイドというのが現実。

そこで歌抜きのインストモノで何とかなるのでは?となるんだけど、ドラムパートという難関が待ち受けている。

自分でドラムが叩ければ、マイクを使って生録音も出来るのだろうけど、俺の場合ドラムは打ち込みとなる。

音符を打ち込み、PC内の内蔵シンセのドラム音源を鳴らすんだけど、ここに「最低限の音」と「手間を掛けた音」の2種類が存在する。

「最低限の音」は、とりあえずドラムが鳴ってるな…程度の感じで、機械が叩いていて人間で無い事がバレバレな音。

「手間を掛けた音」は、ドラムサウンド専用に作られた音源を使うんだけど、かなりリアルな音が出る…細かい事が出来る分手間が掛かる。

でもよく考えれば…メンバーを集めてバンドを結成してレコーディングする事と、DTMを使って1人で全部作る事を「手間」で比較すると、比べられないほどDTMの方が楽で安価で完成までの時間が短い。

思いついたアイデアを他人に伝える苦労も無いし、相手が人間であればその苦労が報われるとも限らない。

また録音関係の作業も、本物のドラム録音でも音の貼り付けや差し替えは普通に行なわれているので、補正などが無いのは比較にならないほど打ち込みの方が楽。

そういう意味ではDTMで作品を作るのは「やり甲斐」がある。


ドラムパートが違うと、どれだけの差になるのか?を実験してみた。

当ブログだから「HR/HM系サウンド」という事で、OZZYの「Shot in the Dark」を「JUST SAY OZZY」風な感じで適当に打ち込んで、楽器もナンチャッテコピーで弾いてみた。

ベースはZOOMのMS-60BのリミッターをPCのオーディオ・インターフェイスに直差し、ギターは曲が曲なのでEMG搭載のNo-02Stratocasterを引っ張り出してきてBOSSのME-25からUSB経由で録音してみた…今回はドラム音源の実験サンプルなので弦楽器の演奏の出来の方はカンベンして頂きたい。

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とりあえず「最低限の音」はこんな感じ。




如何にもリズムマシンって感じで、「作り物」丸出しで、バンド演奏の雰囲気が出ない。

次に「リアルなドラム音源」で鳴らすとこんな感じで、ドラムパートはキックとスネアと金物の3つの音声ファイルに分けて、例えばスネアにはリバーブをかけたりしてミックスしてみた。



上手いドラマーが叩いている感じが出ていると思う…俺的には「あり」だと思う。


更に、音がリアルなので実際に弾いている楽器との混じりが不自然にならないので、マスタリングしても浮かない。




楽器演奏の録音と打ち込み…全く真逆に見える作業だけど、手間を掛ければ掛けるだけ効果が出る事は共通している。

演奏の録音も、今はギターパートがマルチエフェクターのモデリングアンプを使っているけど、本物のプリアンプも試してみたい…よりリアルになると思う。


今回のテストで判った事は、クオリティーを上げようとするとアプリや機材を使いこなすスキルが求められる。

ここは我慢のしどころなのだ。