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懐かしい曲 [ベースの話題]

暗闇にドッキリ![夜]

「コピーバンドで演奏してみたい曲」となると、色々ある。

オリジナル曲だと「自分で作る」という作業が大半で、出音の色づけにまでには時間が掛かる。

しかし曲を作る必要がないと、その労力を他の部分に振り分けられるので、いきなり出音の事を考えたりする余裕が出来る。

また出音に拘ると楽器屋機材などに向き合うことになり、色々と上達する部分があると思う…絵画も最初は模写から入る。

俺はコピーとなると、そのほぼ全てがギターパートだったが、最近はコピーバンドをやっている関係でベースパートを弾くことが多い。

最近の俺のお気に入りは、大好きなオジー・オズボーンバンドの「Shot in the Dark」。

86年に発売された「The Ultimate Sin」に収録されていて、全英シングルチャートでは20位にランクしたポップな曲。

当時はアメリカも好景気で、MOTLEY CRUE、QUIET RIOT、TWISTED SISTER、NIGHT RANGERLA、RATT、DOKKEN、ROUGH CUTT、W.A.S.P.など、LAメタルの全盛期だった。

BRITISH系のハードロックが好きな俺はLAメタルにははまらなかったが、LAメタルブームという強烈な潮流はマッドマンOZZYまで、ゴージャスな衣装を着せた時代だった。

もちろん「The Ultimate Sin」期のメンバーの来日公演も見ているが、リタ・フォードのバンドにいたランディ・カスティロがカッコ良すぎた!

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「Shot in the Dark 」と聞くと、大抵は野口五郎みたいな日系ギタリスト「ジェイク・E・リー」を思い浮かべると思うけど、この曲はベースを弾いているフィル・スーザンの曲。

OZZYが歌ってるけど、中身は軽快なポップス…この辺りが急速にブームが去った後には「カッコ良かったけど中身がなかった」の一言で終わってしまうLAメタルの特徴だと思う。

フィル・スーザンはOZZYバンドでは在籍期間も短く存在感は薄かったが、現在はDioの初代ギターのヴィヴィアン・キャンベルのバンド「ラスト・イン・ライン」に、亡くなったジミー・ベインの後釜として加入している。

Dioから印象に残るメロディーを抜き取った様な華の無い無骨な「ラスト・イン・ライン」だけど、メロディーメーカーのフィル・スーザン加入で良くなると思う…幾ら優れたミュージシャンがソロを頑張ってもバンドは曲だから。

また「俺が好きなShot in the Dark」は、90年発売の「Just Say Ozzy」のバージョンで、ギターはザック・ワイルドでベースはギーザー・バトラー。

ベースパートで、オリジナルとの違いはBメロの部分でギーザーがオクターブ高く弾いていたりで少し違う。

暗闇にドッキリ!、俺は好きなのだ。