城山公園～館山城

房総半島温泉旅行～５

洲埼灯台で雄大な景色を堪能した我々は、館山城を目指した。

館山城は城山公園の中にあり、模擬天守の中は「八犬伝博物館」になっている。

駐車場に車を止め、見上げると天守閣が見える。




結構な坂道が続く…。




登坂を歩きながら、館山城と縁のある里見八犬伝って何だったか？と考える。

俺が子供の頃、結構表紙が立派な里見八犬伝の本があって、結構気に入って読んでいた記憶はあるんだけど、物語の中身はスッカリ忘れていたのでKに聞くと、安房里見家の姫である伏姫と、犬の八房の出来事などがツラツラと出てきて驚く。

館山城に歩きながら、Kの口から仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌という言葉が次々と飛び出す…物語は結構複雑だが、俺はなんとなくドラゴンボールの様な感じかなと思いながら聞いていた。

Kに結末はどうなるのか？と聞くと…判らないとの事で、それでは八犬伝博物館で確認しようと言っていると、館山城が見えてきた。




天守閣の前は館山の街を一望できる広場になっていて、富士山も綺麗に見えた。










天守閣の中に入ると、歌舞伎の衣装や漫画など様々な里見八犬伝に関係するものが集められていた。

1973～75年にNHKで放送された人形劇「新八犬伝」のビデオが流れていた…ナレーションは坂本九。

俺もリアルタイムで見た事があったけど、人形が不気味でストーリーに入り込めなかった。

結局八犬伝博物館では八犬伝の結末は判らなかった。


天守閣の最上階には、久留里城と同じ様な全国の天守閣のパネルが並んでいた。




天守閣から見下ろす館山の眺めは良かった。








天守閣を出て、坂を下り館山市立博物館本館に入る。

戦国大名里見氏に関連した物や、安房地方の昔の民家を再現したコーナーがあり興味深かった。






仏像も数点あったが、どれも良かった…千葉の仏像はレベルが高いと思った。




博物館の外にある彫刻も…俺はそういうのに疎いが、山本正道の「こだま」が良かった。

館山城・城山公園は楽しめたのだ。