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運営の苦労 [日々のあれこれ]

アマチュアバンドの現状[あせあせ(飛び散る汗)]

参加しているバンドのリーダーさんから定期的にメールが来る。

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用件はリハ日の調整だったり、演奏曲の事だったり様々だけど「大変だな」と思う。

俺の知っているバンドさん達は、俺の所属しているバンドも含め何処も運営が大変。

リハは何処のバンドも大体「月1回・土日限定」が定番なんだけど、そうなる理由は練習が嫌いとかでは無く、メンバーの日程が合わないから…全員の予定が合うのは月に1回がやっと。

でも月1回ではもの足りないので他にバンドを掛け持つようになり、益々日程が合わなくなる悪循環に陥ってしまい「リハのダブルヘッダー」なども珍しくない。

多い人だとバンドを5つ以上も掛け持っていて、ダブルブッキングとかで周囲に迷惑を掛けるなど、本末転倒を地でいく落ち着かない人もいる。

恐らくバンド人口が減っているのも原因の1つだと思うが、新規でバンドを結成しようとしてもメンバーがナカナカ揃わない。

そうなってくると、そういう環境に適応しようとするバンドが現れてくる。

俺が所属しているバンドの1つは7人編成でボーカル担当さんが都合悪い時はコーラス担当さんがメインを歌っているし、ギター担当さんも2人いるのでどちらかが都合悪くても…流石にライブは無理だけどリハは普通に出来ている。

都合が合わずにリハがNGになれば「1ヶ月以上間が空く」事になり、益々掛け持ち化が進んでしまう。

ただ、俺の知っているライブ重視のバンドなんて、各パートのメンバーを増やして…ドラム担当なんて3名もいたりして都合の付く人優先のラインナップでライブも普通にガンガンこなしている。

コピーバンドの場合、演奏可能であれば代替が効く…悪く言えば都合さえ付けば誰でも構わないというか、そこまでやらないとバンド運営が成り立たない。

また打ち合わせなどもLineやメールなどが中心になるので、メンバーがどこに住んでいるか知らないのは当たり前で、名前もハンドルネームしか知らないなど、メンバー間の人間関係が極めて希薄になっているのも「誰でも良い」現象を加速させる要因になっていると思う。

また、自分で自分の首を絞める形の「掛け持ち」だけど、それでも掛け持ってしまう気持ちも判る。

自分が演奏したいバンドの曲を扱うだけで無く、活動地域や年齢・性別などのハードルがあるのでナカナカ好物件に出会えないから、条件が合えば掛け持ちのリスクは判っていても飛びついてしまう。

どんな形のバンドでも、運営は大変なのだ。