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都心部の交通事情 [日々のあれこれ]

都心から車が減っている?[車(RV)]

都営新宿線に乗っていて、車内のディスプレイの広告をナントナク見ていると、同じく都営のバスが登場した。

夜遅くまで走ってますよという映像だったけど、驚いたのは道路状況…まるで昔の正月の様にガラガラだった。

約30年前、俺が東京に引っ越した当時、最初に住んだメタル荘と名付けられた伝説のボロアパートの周辺にある駐車場は平均して月3万5千円だった。

暫くして近所のもう少しマシなアパートに引っ越したんだけど、川越街道の裏手で深夜2時頃が埼玉方面に向かうタクシーで大渋滞していた。

その頃、既にヨーロッパでは都心部に車は進入禁止で、市民は公共交通機関や自転車で移動していると聞いて、東京もそうなればどれだけ良いだろうか?と思った。

特に朝の通勤時辺りの車の渋滞は凄かったが、民主党が政権を取った辺りから渋滞で有名な場所が空いているので目立つようになってきた…もちろん道路が整備された事も大きく関係していると思うが、カクッと車が減った。

最近の若者達は車を欲しがらないというか、車の広告がJean Renoのどらえもんだったりして、内容は車の説明よりも免許を取りに行く事になっている。

これはどういう現象なんだろうか?昔の若者が車に使っていたお金が、今の若者では何に変わっているんだろうか?

ただ、それでも田舎では未だに車が無いと生活出来ない街が多いと思うので、都会の現象だけで日本全体は語れない…日本全体では車の台数はバブル期より増えている。

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公共交通機関が寂しい田舎は

1位・・・福井(175.2%)
2位・・・富山(171.2%)
3位・・・山形(167.8%)

と、世帯数より車の台数が多い。

逆に地下鉄などが充実している都会では

1位・・・東京(45.6%)
2位・・・大阪(65.7%)
3位・・・神奈川(73.1%)

となっている。

そしてこれからは、車は自動運転の電気自動車の時代に向かうそうで、そうなると車そのものの価値が変わっていくと思う…もう昔の若者が車を買う動機とは別物になりつつある。

そういう意味では、今が自動車の歴史の転換期なのかもしれないのだ。