2017 MOTO-GP 第18戦 バレンシア

マルケスPP

今年のMOTO-GPもいよいよ最終戦。

予選で、マルケスがチャンピオンを決めた感じの異次元の速さ…ちょっと手が付けられない感じ。

決勝はバレンシアを得意とするペドロサが優勝、マルケスは3位に入りチャンピオンを決めた。




レプソルにとっては最高の結果だった。

バレンシアが苦手なドゥカティは、ロレンソ・ドヴィツィオーゾ共にリタイアに終わった。

バレンシアを得意としていたロレンソが勝つ事を期待していたが…どれだけドゥカティのマシンが独特なのか良く判るレースだった。

またライダーのポテンシャル云々以前に、露骨に苦手なサーキットがあるドゥカティは1年を通して安定してポイントを取るチャンピオンシップでは不利。

現在のホンダ＋マルケスのパッケージは、円熟味を増してきた…こうなると、やってくるのは「退屈」。

なんとかレプソルの牙城を崩して欲しいが、その筆頭にあるはずのヤマハが撃沈してしまった。

最近のロッシはドゥカティ時代とソックリ…やはりロレンソの抜けたヤマハは戦闘力を失い、明らかに出口を見失って混迷している。

希望は、来年開幕までにドゥカティがホンダと対等に戦えるマシンを開発できるかだと思う。

チャンピオン争いは最終戦までもつれたが、実際はマルケスの圧勝だった。

今のマルケスは、俺の知る限り最強だと思う…全盛期のロッシでもここまで凄くなかったし、同じくらいの速さを持つストーナーはメンタルなタフさではマルケスの足元にも及ばなかった。

心技体の全てがメーター振り切りなのはマルケスだけだと思う。

今年1年のMOTO-GPを見てきて、来年はマルケスの退屈な独壇場かなと思ったのだ。