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六波羅蜜寺 [寺社・城・仏像・ミュージアム]

寺社・仏閣探訪ツアー2017秋 vol.10[カメラ]

今回の見仏旅行の締めくくりとして、京都駅からブラッと六波羅蜜寺に行くことにした。

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バス乗り場に行くと、丁度発車する寸前のバスがいて係員さんがいたので「六波羅蜜寺に行きますか?」と聞くと行くらしいので乗った…停留所の名前を聞くと「清水道」と教えてくれた。

バスの中は地獄のように凄まじく混んでいた…大半が外国人旅行客。

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停留所に着いてドアが開いても中が満員で乗れないので、運転手が「次のバスを待ってください!」とマイクで話すんだけど、入ろうとしている人の大半が日本語が判らないので無理に乗り込もうとするのでドアが閉まらない。

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中国人達は大人しくて、白人旅行客のマナーが一番悪くて大勢で大声で会話しており、運転手が「中の人も奥に詰めてください!」と言っても日本語が判らないので意味がない。

道路も混んでいてバスが前に進まない。

涼しくなったので京都は観光シーズンのど真ん中かもしれないが、ちょっと異常だった…これまで白人だけだった京都に東洋人も加わったので収拾が付かない感じで、完全な容量オーバーでインフラも何もかもが追いついていない。

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観光業とは無関係な京都の地元の人が可哀想になった…京都には住みたくないと思った。

この惨状では、日本人の旅行客は遠のくと思う…かなり異常だった。

バスに乗っていた大半の客は清水寺にバッファローの大群の様に向かって行った。

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六波羅蜜寺に向かうのは俺だけだった…。

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細い道を歩いていて「この道で合ってるのか?」と不安になった頃、店の看板を見て間違ってないと安心する。

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六波羅蜜寺に到着。

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毎週見ているテレビ番組「西国三十三所 巡礼の旅」のポスター発見!

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六波羅蜜寺は第十七番札所になる。




宝物館に進む…。

運慶の四男にあたる康勝作の、六波羅蜜寺開基の空也上人立像を間近に見る。

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教科書に載っていたから子供の頃から知っているが、やはり良かった!

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そして運慶とその長男の湛慶の像にも、トーハクで見事な仏像を見せてくれたお礼を言った。

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公式ガイドブックを購入。

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大満足でバス停に戻った…六波羅蜜寺の余韻で、帰りはバスが混んでいるのが気にならなかった。


…京都駅で指定席のチケットを買ってのぞみに乗り、車窓から走り去る風景を長雨ながら、今回の見仏旅行を振り返った。

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文殊院の快慶の渡海文殊、飛鳥大仏、亀石・石舞台に酒船石、談山神社の十三重塔、聖林寺の十一面観音、奈良国博の迦楼羅の伎楽面、なら仏像館の室生寺の釈迦如来、六波羅蜜寺の空也像…。

俺としては、結構良いところを押さえた旅だったと思っている。

また、これまでは限られた時間の中で極力多くの仏像を見るための単独行動だったが、今回の旅で初めて独り旅の楽しさも味わった。

今回は、初めて事前に綿密な計画を立てた見仏旅行だったが、面倒でも事前調査は必要だと思った…疲れが半減し、楽しさが倍増する。

寺社・仏閣探訪ツアー2017秋は、大満足で終了なのだ。