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石舞台 [寺社・城・仏像・ミュージアム]

寺社・仏閣探訪ツアー2017秋 vol.04[カメラ]

史跡といえば奈良県が多く、現在61件の国指定の特別史跡のうち奈良県は10カ所あり、その内の3つが飛鳥にある…47都道府県だから、1つも無い県もある。

そんな飛鳥を代表する史跡は石舞台だと思う。

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なぜ「舞台」と呼ぶのか?だけど、狐が女の姿に化けて古墳の上で踊ったことから石舞台と名付けられたらしい。

石舞台は古墳時代後期の古墳で、蘇我馬子の墓とされているが、ほとんどの埋葬品が盗掘に遭った後で解らない事が多いらしい。


石舞台は、俺も奈良の学校に通った子供だったので、遠足で来ているはずだが…覚えていない。

駐車場に車を止め、観光案内板を見ていると料金所の人が飛鳥周辺の地図をくれた。

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緩やかな坂道を登ると、レンタルサイクルの店があった…年配のオッサンも借りていたが、坂道が多く電動でないので押していた。

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おみやげを物色したかったが、店の前に大勢の係員が暇そうに立っているのが鬱陶しくて通り過ぎる。

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道案内の看板に必ずハングルが書かれているのは、それだけ韓国からの旅行者が多いという事だと思う。

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チケットを買って中に入る。

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石舞台が見えてきた!

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何か、直感ではスフィンクスみたいな感じ…エジプトに行った事は無いんだけど、そう感じた。

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お墓なんだけど生き物みたいで、すごく頑張っている感じがした…凄く気に入った。

何が良いのか判らないけど、人を引きつける魅力がある…そういう意味ではピラミッドと似ているかも。

下に降りる階段があるので、石舞台の中に入ってみる。

石舞台の中に入ると…それまで、子供の頃に来たんだけど初めての様な気分だったが、中にはいると…鎌倉大仏の中に入った時と同じで「俺は確かにここに来たことがある」と、幼少の記憶がフラッシュバックした。

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復元した石棺もあった。

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飛鳥資料館というところで、高松塚古墳に関する特別展をやっている…残念だけど今回は時間がないので断腸の思いで見送る事にした。

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石舞台は墓以外に何があるわけでもなく、ただ巨大な石を組み立てただけで…よくあれだけ大きな石をどうやって運んで積み上げたのか?と驚く。

しかし、石舞台はパワースポットとても言うのか、中に入ると凄いエネルギーを感じた。

よく知らないんだけど、ピラミッドパワーというのはピラミッドの中ではモノが腐らないとかで、それが墓だと中に入っている亡くなった人が永遠に生き続けるのを願うって事なのかもしれないが、同じ様な事を石舞台に感じた。

蘇我氏は蘇我氏の全盛時代を築いた馬子の魂を永遠に生き続けさせたかったのかもしれない…そしてそれを恐れた反蘇我の勢力が蘇我氏滅亡の後に石舞台から馬子の石棺を取り出したのかも。

しかし、そうなると盗掘では無い事になるのか?…などと、色々推理しながら石舞台の回りを歩いた。

飛鳥は誰もが謎解きに夢中になれる魅力を持っている。

千三百年以上も、石舞台を壊さずに残してきた明日香の人々に感謝なのだ。