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運の良し悪し [日々のあれこれ]

不運のバロメーター[バッド(下向き矢印)]

運というのは存在するのだろうか?

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例えば「何をやってもダメ」という日が年に何日かある…状況を改善しようとしても改善しようとする事自体が裏目に出て手も足も出せない。

これが個人だけで無く、例えば職場などの限られた範囲の中にいる複数の人間に起きる場合もある…ひょっとすると職場だけでなく、もっと広域に起きているのかもしれない。

そういうのは惑星の並びから来る引力の影響が原因か?とかまで思ってしまう…良く判らないが、そういうのを突き詰めると星占いとかになるのかもしれない。

しかし、不思議なことにそういう影響を全く受けない人もいる。

職場という限られたエリアの中の集団は1つの実験場みたいなモノで、その中でダークな雰囲気というか邪悪な波長からのダメージをモロに受けてしまう人もいれば、全く影響を受けない人もいる…精神的な強さとかでは無いと思う。

観察していると、「ツキ」みたいなラックを持っているか?の差ではないかと思うようになった。

例えばクジをひいても、いつも当る人と当らない人に別れる…それは確率の問題だと言う人がいるけど、俺は絶対に当らない。

そう周囲に話すと誰もが「被害妄想だ!」と馬鹿にした顔で笑われるんだけど、実際にそいつ等の目の前でアリエナイ不運な確率が俺にだけ的中すると、笑っていた奴等が目を伏せる…俺は不運な事に加え、あらぬ被害妄想の嫌疑をかけられた上に「笑われ損」の踏んだり蹴ったりの憂き目に遭う。

凄まじいバッドラックの持ち主の俺だからこそ判るんだけど…生まれつき持っている幸運の差というのは確実に存在する。

そういう抗えない絶対的な持って生まれた不幸を痛感するのは、通勤ラッシュ時の駅の改札。

朝の池袋駅の改札は、北米のバッファローの群れの移動の様に凄まじい数の人間が、次々と改札を通過する。

何処の改札機もスンナリ通過しているのに、俺の前を歩く奴だけがエラーを起して通過できない。

以前は改札機の手前で前でエラーが起きても即隣の改札機に移動できるように歩く速度を落としていたが、不思議な事に最近は前方の人がエラーを起す事が事前に判るようになってきた…それ程俺の前でエラーが頻繁に起きている。

もう一つ、自分のガンバリや努力では改善不可能な判りやすい不運を計るバロメーターが「スーパーのレジ」。

複数のレジで同じ様な人数が並んでいても、俺が並ぶレジだけ遅くなる…これも考えすぎだとか、被害妄想だと笑われるネタになりそうだけど、俺の場合はそこらに転がっているクレーマーなんかとはスケールが違う。

最近も、速く自宅に戻らなければならない用事があって、急ぎながらスーパーで買い物をしてレジに並んだ。

1階にあるレジに並ぼうとしたら、その時間帯には見たこともない長蛇の列だったので、急いで地下のレジに行き、計算中の老婆の後ろに並んだ…次は俺の番だった。

しかし、一向にレジの作業が進まない…バーコードを読み込むスピードが遅い感じ。

次々と俺の後ろに人が並び初め、先ほど見かけた1階のレジと同じ状況になった。

やっとの事でレジ計算が終わると、老婆が決済にカードを使った…これを機械がどうやっても読まない。

レジのオバサンが老婆に何かを説明し始めるんだけど、延々と話が進まない…その間にバスの時刻は過ぎてしまった。

不思議なことに、俺の番になるといつものようにレジの機能が復活していた。

…結果、乗ろうとしていたバスには乗れず、中途半端にバス停に着いた俺は、冷たい雨が降る極寒のバス停で重い買い物袋を持ちながらバスを待った。

でも、俺の場合こんな事は頻繁に遭遇するごくありふれた出来事なんだが、これって俺がどんなに努力しても改善出来る事では無い。

生まれつき持って生まれた運というのは確実に存在するのだ。