SSブログ

他楽器効果 [ギターの話題]

ギターとベース[るんるん]

以前も少し書いたけど、我が家の自宅練習用アンプのGuyatone 100FCはピッキング矯正に加え、歪み矯正機でもある。

アンプ直で真空管のナチュラルな歪みが、俺の歪みの基準になっている。

そして、最近メインで使うベースを変えたことで、ベース本来の音を生かそうとエフェクターを極力削る方向になり、これまで使っていたべードラなどを使わなくなった。

つまりベースは完全なクリーンで弾くようになった。

そうなると、その感覚の効果がギターにも出てきた…100FCとは違ったニュアンスで歪みを捕らえる様になってきた。

ベースから眺めたギターという感じで、ギターを弾くだけでは判らないギターの姿みたいなのが見えてきた。

10.20.01.jpg


俺が小さなベースを弾いていたときの考えはギター的だった…ミディアムスケールで小型軽量のベースをべードラなどを使ってギター的というか、長年ギターで培った技術をベースに当てはめるのが目的で、頭の中では弦が4本のギターという意識だったからか、余りギターの事は見えなかった。

しかし、今はど真ん中のノーマルなベースを目指しているので、他楽器であるギターがベース弾きの立ち位置から見える…つまり、これまで俺がギターを弾いていたバンドのベース担当者は俺をどう見ていたのかがナントナク判る。

そしてベースからギターに持替えると、これまでギターに持っていた感触や価値観が希薄になっていることに気がついた…俺の場合、特に歪みへの価値観が変わって来ている。

これに関しては思い当たる事がある…俺がギターを弾き始めた頃、自分の部屋で鳴らすアンプはトランジスタだったので自力では歪まないので、ディストーションペダルを使って歪ませていた。

良くも悪くもその感覚が俺の根幹となっていたが、非歪みが基本のベースを弾くようになってその感覚が剥離してきている…つまりギターのサウンドに対する価値観や感覚が初期化されている感じ。

今気に入って使っているROCKTRONのプリアンプの音作りも、各設定が以前はかなりギリギリまで攻め込んでいたんだけど、最近はかなり余裕のある位置に留まっているし、練習によってはクリーントーンでも無く、単純に無着色の「素」のチャンネルを作って練習している。

上手く言えないが、拘っていた部分が変わった感じ。

まだまだこれからも色々と変わりそうなのだ。