2017 MOTO-GP 第15戦 日本 [モータースポーツ]
ヨハン・ザルコPP
日本は冷たい雨が降り続き、夏から一気に秋を通り越して真冬に突入した感じ。
雨に振り回された予選は、ヤマハテック3のザルコがレインタイヤでポールポジションを獲得。
2位にドゥカティのペトルッチ、3位に好調のマルケスが入った。
ロレンソが5位、ドヴィツィオーゾは9位でまずまずの仕上がり。
ヤマハの2台はロッシが12位、チャンピオン争いをしているヴィニャーレスは14位と絶望的なペースだった。
決勝は雨…というより土砂降りの大雨。
コースには所々川が出来ている最悪の状態。
絶妙のスタートを決めた2列目からスタートのロレンソがオープニングラップをトップで通過するが、ザルコと接触後、後退し始める。
レース後半は、いよいよマルケスとドヴィツィオーゾーの一騎打ちとなる。
豪雨の中凄まじいバトルが展開、ここ数年で最も激しい歴史的な戦いだったが、豪雨の中でマシンを肘がする程倒し込めるのはコンピュータ制御の賜物だと思う。
逃げるドヴィツィオーゾをマルケスが追い詰めて抜き去る…誰もが決まったと思ったが、ドヴィツィオーゾは諦めなかった。
雨が凄すぎてエンジンパワーの差より、ブレーキングが勝敗を分けた感じで、ドゥカティのマシンは驚異的に仕上がっていた。
最終ラップでミスをしたマルケスを抜き返したドヴィツィオーゾが最終コーナーのインをガッチリ閉めたが、そこにマルケスが到底止まれないスピードで突っ込んだ。
間一髪でドヴィツィオーゾーが前に出て激突は避けられたが、マルケスは曲がりきれないマシンを立て直している間にドゥカティに先行されてゲームオーバー。
ドヴィツィオーゾはタフで、最後まで集中していた…見事な勝利に痺れた!
ただ、この最終コーナーのマルケスの走りにはゾッとした。
どうせ負けてしまうなら、マシンをぶつけて両者リタイアでノーポイントならポイント差は前戦アラゴンでの16ポイント差を維持できる…。
マルケスほどの能力があれば、最終コーナーをあのスピードで曲がれないのは判っていたはず。
俺は1994年のミハエル・シューマッハを思いだした…デーモンヒルとチャンピオン争いをして、最終戦でヒルに抜かれてしまうときにブロックする様に見せかけてマシンを激突させて両車リタイアにしてチャンピオンになっている。
そして1997年に、同じ様な状況で今度はビルヌーブに共倒れ事故を仕掛け、この事でシューマッハは前代未聞の「年間全ポイント剥奪」というペナルティーを下されたが、チャンピオンになれないなら2位も最下位も同じだというシューマッハには意味がなかった。
なを、シューマッハは後日「あれは故意にやった」と暴露、デーモン・ヒルも「これで94年の事故が故意だった事が分かった」とコメントしている。
「どうせ勝てないのであれば、共倒れだ!」と、久しぶりに本性を現したマルケス。
ここ数年余裕を見せていたマルケスをここまで追い込んだドヴィツィオーゾの実力は本物。
ただ、残りのレースはホンダに有利なコースレイアウトかも。
いずれにせよ、ヒリヒリした緊張感がこの時期まで続いているのはファンとしてはとても嬉しい。
次戦はマルケスお得意のフィリップアイランドだが、ロレンソのキレた走りに注目なのだ!
日本は冷たい雨が降り続き、夏から一気に秋を通り越して真冬に突入した感じ。
雨に振り回された予選は、ヤマハテック3のザルコがレインタイヤでポールポジションを獲得。
2位にドゥカティのペトルッチ、3位に好調のマルケスが入った。
ロレンソが5位、ドヴィツィオーゾは9位でまずまずの仕上がり。
ヤマハの2台はロッシが12位、チャンピオン争いをしているヴィニャーレスは14位と絶望的なペースだった。
決勝は雨…というより土砂降りの大雨。
コースには所々川が出来ている最悪の状態。
絶妙のスタートを決めた2列目からスタートのロレンソがオープニングラップをトップで通過するが、ザルコと接触後、後退し始める。
レース後半は、いよいよマルケスとドヴィツィオーゾーの一騎打ちとなる。
豪雨の中凄まじいバトルが展開、ここ数年で最も激しい歴史的な戦いだったが、豪雨の中でマシンを肘がする程倒し込めるのはコンピュータ制御の賜物だと思う。
逃げるドヴィツィオーゾをマルケスが追い詰めて抜き去る…誰もが決まったと思ったが、ドヴィツィオーゾは諦めなかった。
雨が凄すぎてエンジンパワーの差より、ブレーキングが勝敗を分けた感じで、ドゥカティのマシンは驚異的に仕上がっていた。
最終ラップでミスをしたマルケスを抜き返したドヴィツィオーゾが最終コーナーのインをガッチリ閉めたが、そこにマルケスが到底止まれないスピードで突っ込んだ。
間一髪でドヴィツィオーゾーが前に出て激突は避けられたが、マルケスは曲がりきれないマシンを立て直している間にドゥカティに先行されてゲームオーバー。
ドヴィツィオーゾはタフで、最後まで集中していた…見事な勝利に痺れた!
ただ、この最終コーナーのマルケスの走りにはゾッとした。
どうせ負けてしまうなら、マシンをぶつけて両者リタイアでノーポイントならポイント差は前戦アラゴンでの16ポイント差を維持できる…。
マルケスほどの能力があれば、最終コーナーをあのスピードで曲がれないのは判っていたはず。
俺は1994年のミハエル・シューマッハを思いだした…デーモンヒルとチャンピオン争いをして、最終戦でヒルに抜かれてしまうときにブロックする様に見せかけてマシンを激突させて両車リタイアにしてチャンピオンになっている。
そして1997年に、同じ様な状況で今度はビルヌーブに共倒れ事故を仕掛け、この事でシューマッハは前代未聞の「年間全ポイント剥奪」というペナルティーを下されたが、チャンピオンになれないなら2位も最下位も同じだというシューマッハには意味がなかった。
なを、シューマッハは後日「あれは故意にやった」と暴露、デーモン・ヒルも「これで94年の事故が故意だった事が分かった」とコメントしている。
「どうせ勝てないのであれば、共倒れだ!」と、久しぶりに本性を現したマルケス。
ここ数年余裕を見せていたマルケスをここまで追い込んだドヴィツィオーゾの実力は本物。
ただ、残りのレースはホンダに有利なコースレイアウトかも。
いずれにせよ、ヒリヒリした緊張感がこの時期まで続いているのはファンとしてはとても嬉しい。
次戦はマルケスお得意のフィリップアイランドだが、ロレンソのキレた走りに注目なのだ!
2017-10-15 23:19