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ディストーションサウンドの作り方 [ギターの話題]

基本に戻る[るんるん]

現在自宅環境で、ギターの音作りをコツコツやっている。

今回はチューブアンプを使ってのディストーションサウンドの作り方。

エフェクターのディストーションペダルは、基本的には歪まないトランジスタアンプなどをチューブアンプの様に歪ませる為のもの…色んな使い方があって、何をどうやろうが自由なんだけど、一般的な目的はトランジスタアンプで使うモノ。

俺が最近気に入っているアンプはROCKTRONのVooDu Valveという骨董品で、最近はこいつと遊ぶのが楽しい。

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VooDu Valveを引っ張り出す前はBOSSのME-70や25というフロアタイプのマルチや、PODなどのデジタルモノのマルチを使っていた。

持ち運びを極力楽にするためにフロアタイプを使っているのに、他にも運ぶモノが増えたのでは本末転倒なので、少々物足りなくても何かを増やす事は無かった。

俺の自宅練習用のピッキング矯正アンプでは、ピッキングの状態を判りやすくするために歪みを抑えているが、通常は歪みは欲しいタイプ。

俺がフロアマルチを使っていた時は、歪みも他の空間系エフェクトも全部マルチ内で作ったのを、リハーサルスタジオやライブハウスにあるアンプを使って増幅させていた…だから、アンプは歪ませてない。

アンプを歪ませるとなると、アンプのプリ部を使って歪みも含めた音を作らなければならない。

例えば、大抵のリハーサルスタジオやライブハウスにも設置されているMarshallのJCM-2000を鳴らす場合、俺の場合はチャンネルAのクランチモードで基本的な音を作る。

少し足りない位の歪みに設定して、アンプの前段にブースター系のエフェクターを使ってアンプの歪みをコントロールする…Marshallも古いのになるとやり方が違うけど、恐らくコレが最も一般的な使い方だと思う。

だからアンプ前段でアンプを歪ませる為に使うブースターが重要になる。

良く見かけるのは、コンパクトペダルのオーバードライブをブースターとして使う方法。

俺もVooDu Valveで試してみようと、テストでZOOMのマルチストンプMS-100BTに入っているチューブスクリーマーを使ってみた。

アンプ前段でブーストさせる場合はノイズ対策が大事、ZOOMを使ったのはノイズリダクションが優秀だから。

VooDu Valveの場合、歪みを上げすぎると無駄に低音が暴れるが、オーバードライブを入れると低域がカットされ弾きやすくなるが、音が痩せるとも取れる。


次にモデリングエフェクターで無く本物を使ってみた。

ノイズ対策の為、ROCKTRONのGuitar SilencerでMaxonのSUPER TUBE SCREAMERをループさせてみた。

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こちらの方はOFFにすれば完全なトゥルーバイパスなので、無駄にオペアンプも通過しないしデジタルマルチによるレイテンシーも皆無。

しかし、結果は歪みは増して音も伸びてくれるが、痩せる感じは否めなかった。

気に入ったバッファかブースターかオーバードライブなどを探しあてるしか無いんだろうけど、今時はブティック系のクリーンブースターとか星の数ほどあって、どれが良いのか飽和状態…。

プリアンプ前段の問題は奥が深いのだ。