SSブログ

作曲時のヒント [日々のあれこれ]

素材の断片[るんるん]

曲を作ろうとすると、1曲丸々仕上げなければならない「大変さ」が先立ってウンザリしてしまう。

でも、こういう曲を最初から最後まで完成させないでも、断片だけでも作っておく事はお勧め。

曲を作るとなるとナントナク大変だけど、断片は手間が掛からない。

ハードウエア・シーケンサーを買った頃から何か思いつくと数小節の破片みたいなのでも忘れない内に打ち込んでいた…ギターソロで良いアイデアが浮かぶと、そのソロをやりたい為に曲を作った事も多い。

それ以前はカセットテープにギターなどで多重録音していたんだけど、ギターが2本程しか入っていない演奏を後で聞いても何がやりたかったのか?が判らない事が多々あったが、打ち込み機器を使うようになって鍵盤パートにドラムやベースなどを入れられるようになって楽になった。

俺が最初に買ったハードウエア・シーケンサーは、今は生産中止になってしまったYAMAHAのQYシリーズで最も売れた「QY20」なんだけど、当時はまだDTMなんて無かったから、その頃の曲は全てQY20で作った。

09.13.01.jpg



変拍子とか、長い曲などは大変だった…酷使しすぎてあっと言う間にスイッチが反応しなくなった。

テレビのコントローラーと同じで導電ゴムの劣化なんだろうけど、QY70なんて3台使ったけど全て同じ症状ですり減ってダメになった。

やがてパソコンで作曲が出来るようになり、最初は作曲に特化したのと録音に特化したのがPhotoshopとIllustratorみたいに別れていたけど、1つのアプリに統合されて久しい。

ただ作曲アプリの初期の頃は、俺はMacintoshユーザーだったのでMIDIインターフェイスとの相性とかが大変だった。

確か、まだUSBとかが無い時代で、プリンターポートにMIDIインターフェイスを付けていたと思う…当時はSCSIとか、モデムかプリンターポート位しかPCからの出力端子が無かった。

パソコンを使って音符を打ち込むのは、コピペが使えるし、失敗してもやり直しが出来るので、作曲する人には便利な時代になったと思うが、俺は初期のPCでの作曲の大変さが脳に焼き付いているので、最近までパソコンでの作曲にアレルギーがあった。

ただ、幾らパソコンが便利になったとはいえ、曲を音源に仕上げるのは大変で、曲の作りにもよるが歌パートや複数のシンセや楽器演奏も入れるとなると大騒ぎになる。

ただ、思いついたアイデアの断片をメモ代わりに記録するだけなら数分で出来る…QYなら内蔵メモリの残量が気になるがパソコンなら問題ない。

今、インスト曲を作ろうと素材を探している。

これまで足を踏み入れなかったジャンルの方に「俺にとって」目新しい素材がありそう…「自分以外の人には古くさい時代遅れなモノでも、自分には新しいモノ」というのが世の中には満ちあふれている。

今年の秋は芸術の秋にしてみたいのだ。