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2017 MOTO-GP 第13戦 サンマリノ [モータースポーツ]

ヴィニャーレスPP[モータースポーツ]

予選までは全てドライで、決勝はウエットレースとなった。

ポールポジションはYAMAHAのヴィニャーレス。

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やはりミザノはYAMAHAが良い感じで、地元の英雄ロッシが骨折で欠場になったのは痛すぎる。

ロッシは日本GP辺りまで復帰は無さそうで、今年のチャンピオン獲得は無くなった。

決勝はウエットレースとなり、ロケットスタートを決めたロレンソがホールショットを奪い、真後ろに食い下がるマルケスを周回毎に引き離し、得意の独走状態に持ち込んだ。

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これまで雨が苦手と言われていたロレンソだったが、最近のロレンソは乗れている。

しかし7周目にロレンソがハイサイドで転倒、リタイアとなる…久しぶりにロレンソの豪快なハイサイドを見た。

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雨が苦手のヴィニャーレスは中段集団に飲み込まれて苦戦、もしロッシが参戦していれば、雨の為にスピードは出ないので優勝の可能性が高かったと思う。

雨が得意のペトルッチをマルケスとドヴィツィオーゾが追う展開になる…ドゥカティが苦手なコースと言われているが、今年は違う感じ。

序盤から何度も転倒をギリギリで立て直していたマルケスが、ラスト2周でトップのペトルッチを豪快にパス、トップに出ると暴れるマシンを強引にスライドさせて後続を引き離す。

ペトルッチも追ったが、コーナーの立ち上がりでマシンが不安定になって追うのを諦める。

ロッシの地元で、マルケスがポディウムに上がると大ブーイングが起きた。

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マルケスは朝のウォーミングアップで転倒したときも大喝采を浴びており、水はけの悪いミザノでチャンピオン争いを考えると後ろのドヴィツィオーゾを大きく引き離していたから、リスクを負う必要は無かったはずなのに、レコードラインから出てペトルッチを抜いたのは、イタリアの観客と戦っていたのかも。

いずれにせよ、マルケスには勝負のレースで優勝を決め、ドヴィツィオーゾにポイントで並んだ。

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周囲の全てが敵の中で、唯一無二なミラクルな走りで優勝を決めたマルケスはチャンピオンの風格が漂っていた。

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それにしてもロレンソは勿体なかった…ドライであればロレンソだったと思う。

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次はロレンソが得意とするアラゴンなので、ドゥカティのロレンソ初優勝が見れると思う…ついてないね。

チャンピオン争いに関係無いロレンソは恐ろしいのだ。