都内落雷1000発の恐怖

ゲリラ豪雨

今日はバンドのリハで、３時間ギンギンのぶっ通しでベースを演奏した。

ラスト1時間辺りからギャラリーが入ってきて、知らない人が見ていると皆気合いが入ってノリノリになった。

俺も最近はピックが1/3すり減る位、一日中ギターを弾いていたりするのでベース弦では指はビクともしないが、3時間立ち続けるのはさすがに堪えた。

リハを終えてエレベーターでビルから出ると…凄まじい豪雨だった。

傘は持っていないし、例え持っていたとしても役に立たない程の土砂降りだった。

メンバーは銘々バラバラになり、俺はツインギターの1人とコーラス担当の人と3人で、ビル内にある居酒屋で雨宿り。

ギターの話題で盛り上がっていると、雨が止んだので駅に向かう。

西武池袋駅は大雨でダイヤが乱れて劇混み…混んでいるのを見た瞬間に1本乗り過ごす事に決め、別のホームで列の先頭に立つ。

先発の列車に乗ることを諦めた人たちが続々と俺の背後に並ぶ。

遅れてやってきた列車に座るが、瞬時に通勤ラッシュ時の様な混み具合になる。

ここからが西武鉄道独特のエアコン攻撃で地獄と化す。

車内はまるで暖房を入れている様な蒸し暑さで、駅に着いてドアが開く度に、湿度がほぼ100パーセントの蒸し暑い外気が入ってくるんだけど、その外気が涼しいと感じる程車内は蒸し風呂状態…西武線のエアコンは暖房も冷房も「無いに等しい」。

清瀬駅で降りると土砂降りの雨だった。

そのままバス停の屋根の下に飛び込みバスを待つ。

待っている間に次々と人がやってきて、後ろの人はバス停の屋根からはみ出ている。

バスに乗る頃には、急激に雨が止んできた。

バスを降りると雨は止んでいた…そこから自宅まで3分程歩くんだけど凄く怖かった。

空が時々切れかけた蛍光灯の様に光る…ゴロゴロという音はしないで、時々真っ暗な空が光る。

いつ雷が落ちるか気が気ではなかった。





全く雨に濡れることなく自宅に戻って数分後、外が急に超豪雨になった。

奇跡的にギリギリセーフだったみたいだ。


この日、東京では落雷が相次ぎ、16時～18時までの2時間で1000発もの落雷が観測されたそうだ。

雹も降ったらしく、多摩川の花火大会が中止になったほか、中央道、八王子付近では土砂崩れや停電になったそうだ。





そう考えると冷房は効かないけど、西武線が動いていて良かった。

ゲリラ豪雨は危険なのだ。