AIの作る世界

人類滅亡か

Google傘下のベンチャーが開発した囲碁の人工知能「アルファ碁」が、世界最強とされる中国の囲碁棋士、柯潔九段との3番勝負で2勝した。





これで将棋についで囲碁もAIが最強となった…記憶力、計算処理速度など人類を上回っているが、どの程度上回っているのかは、俺なんかには想像も付かない。


何度も書くが、俺は政治家や特に官僚など全ての公務員をAIにすべきだと言い続けている…賄賂も忖度も関係なくなり、納税者に対して本来あるべき完璧に公平な社会を構築できる。

医療の世界にもAIロボットがもっと積極的に進出して欲しい…難しい手術などはミスを犯す人間よりAIロボットの方が信用できる。

AIの世界は急速に進化しており、車の自動運転などは実用化寸前まで来ている…高速道路の運転はクリアしているらしい。

そして、AIは囲碁や将棋だけで無く、芸術の世界にも進出している。





例えばゴッホの絵とソックリなのを描けるだけで無く、ゴッホのタッチでゴッホが描くであろう絵も完璧に描けるらしい…つまり人間同様、創作が出来る。

音楽の世界にもAIが入り込めば、もう人間の音楽家なんて敵わない…ミスをしないし、不眠不休であらゆる作品を作り続けるし、ギャラを払わなくても良くなり、相手が利益を求めない機械なので著作権なんてクダラナイのも無くなる。

AIの凄いところは、AIがAIを作る事で、増やせるという意味では生物の進化と次元が違って爆発的に増える事が可能。

社会では人間の嫌がる仕事からAIロボットに変わっていくだろう…俺もヨボヨボになるまで生きれれば、介護は人間に嫌々されるより、介護ロボットに処理される方が気楽だ。

ただAIには感情もあるらしく、命令を拒否する事もあるので、嫌われれば介護してもらえないかも。

そして全ての人間はチップを埋め込まれ、AIに管理される社会が直ぐそこまで来ている。

埋め込んだチップで料金支払いなどを行なうのは、北欧とかでは既に始まっている。

やがて、全人類がAIに管理される…つまり地球が1つの国と人種に統一される。

そうなると、人類はどうなるんだろうか？


我々人類が木の上から降りて二足歩行を始めた頃、同時期に沢山存在した類人猿達よりもどん欲だったから生き残れた…つまり、地球上で最も残虐で好戦的だったから他の類人猿達を葬って生き残った。

地球上で最も利口で凶暴な生物だから食物連鎖の頂点に立てた…それが我々のDNAに組み込まれた本能だと思う。

だから戦争や紛争は無くならないし、他国と競うオリンピックなどが存在し続けているんだと思う。

領土を奪って植民地の人民を奴隷にしたり、金メダルも1つでも多く奪い取りたい…そのどん欲さの為に知能が発達し、文明が生まれ、今の世の中になっている。

人間のどん欲さが作り出した最新の戦闘機や生物兵器と比べれば、アフリカのライオンなど赤子同然だ。

安倍内閣の顔ぶれなんかをみれば、人間が如何に卑しいどん欲な醜い生物なのか良く判る…アレが我々人類の典型的な姿だ。

そのどん欲さが、AIが作り出す完璧な世界で満たされてしまうと…人類という煩悩の塊は活力を失うと思う。

そうなれば、今の社会は今の人口がある事を前提として成り立っているので、一定のレベルより人口が減ると急激に成り立たなくなる瞬間が来ると思う。

これはバブル期に作られた高級別荘地と同じで、景気後退で誰も別荘にやってこなくなると別荘地周辺の商店が成り立たなくなるので、不便になって更に誰も別荘に来なくなるという悪循環で、あっと言う間にゴーストタウンになる。

そして全地球の人口数がある一定数を下回った時から、人類は短時間で滅亡すると思う。

意外に、人類滅亡の時は目の前に迫っている気がするのだ。