計画 [日々のあれこれ]
寺社仏閣探訪
見仏が主目的の寺社・仏閣探訪旅行を今年もそろそろ敢行すべく具体的な計画を立てた。
大型連休のGWに動くのは、地獄と知っていて出かける様なモノなので外すが、旅先の寺社の情報収集をしてみると少し事情が変わってきた。
これまで、見仏初心者だった俺は、行楽シーズンを避けて2月とかの閑散期にガラガラの伽藍を駆け回っていた。
最初は基本中の基本である興福寺や東大寺はもちろん、薬師寺、唐招提寺、法隆寺などは空いていて歩き回りやすい時期に見て回るのがベストだと思って2月などの閑散期に出かけていた。
しかし最近は奈良公園周辺などにある超基本的な寺はザッと押さえたので、特別公開などで普段入れない所を狙っているが、そういうのは観光客のいない閑散期には行なわれない。
調べると、まだ入った事の無い興福寺の北円堂の特別開扉が4月22日~5月7日までなので、GW最後の日の7日を今年の見仏旅行の出発日に決めた。
俺の予想では地方から東京に戻る帰省ラッシュで駅などは混雑するだろうけど、東京からの下り線は空いているだろうと考えた。
興福寺は、去年の見仏旅行で五重塔と三重塔の特別公開に出かけたが、北円堂はまだ入った事が無い。
約2週間開扉してくれる北円堂は、年に一度しか開けてくれない南円堂より難易度は低いんだけど、南円堂は偶然開扉の日に行ったので大仏師康慶の不空羂索観音を見る事が出来た。
という事で、康慶の子運慶の晩年の作品がある北円堂に入る事が最近の目標だった。
北円堂には、俺の大好きな慶派という仏師の中でも最高に凄い運慶という人が晩年に作った仏像がある。
それを見たいがGWど真ん中に出かけるのは、それまでの交通機関の混雑で疲弊し、仏像というよりは見物人を見に行くようなものなので、公開最終日のギリギリに行けば空いていると思った。
この時期の奈良は、興福寺の国宝館の工事の関係で、仮講堂で「 阿修羅 -天平乾漆群像展-」が行なわれているし、東金堂でも仏頭さんなどが移動したりしている。
また、奈良国立博物館では「快慶」展が開催中。
こちらも、調べてみると高野山金剛峰寺の孔雀明王坐像は5月7日までしか出展されなし、開催初期にはパネル写真であった醍醐寺の弥勒菩薩坐像が来ているのも見逃せない…出かける場所が増えれば状況が複雑になるので慎重に計画しないと、1日違いで見逃してしまう事になる。
また、今回はこれらの特別展を攻略しながらも、これまで行っていない他の寺にも極力足を運びたい…そうなってくると寺の近くでノンビリ飯喰ってる暇なんて無いんだけど、幸いなことに一人旅なので自分さえ納得できれば、自分のペースで好き勝手に動き回れる。
見仏旅行の場合、他の旅行と違うのは仏像の前に何十分も立ちっぱなしでは無いと言うこと…別に寺の中で無くても、博物館の展示などでも、足を止めて眺める程度なので計画さえ緻密に建てれば多くの寺を回ることが出来る。
時々寺の境内で建物や庭の写真を延々撮ったり、絵の道具を出して庭や塔などの風景をノンビリ描いている人を見かけることもあるが、肝心の仏像がある堂内は撮影禁止だし…通常は寺の中でやることは仏像を見る事以外は余り無いと思う。
願い事もやけに時間を掛けて拝み倒している人も多いけど、俺も以前はそういう感じだったけど、最近は拝む文言を決めている。
見仏の参考にさせていただいている、見仏王者タッグのみうらじゅん・いといせいこうさんにも運転免許を持っていないという弱点があり、辺鄙な場所の寺だとタクシーが拾えなかったりで移動に苦労されている…地理にも不案内らしく新TV見仏記では菖蒲池を「しょうぶいけ」と呼んだりしている。
しかし、目的を見仏に絞るなら、最大の問題は移動時間だと思う。
温泉旅行なら急ぐこともなくホンワカ街を観てノンビリ歩くんだろうけど、見仏の場合は寺から寺への移動時間が重要になる…道に迷っている間に、小さな寺なら見終わってしまうし、列車やバスなどを待っている時間も馬鹿にならない。
つまり、如何に貴重な旅先での限られた時間を有効に使って多くの寺を廻れるか?が見仏旅行のポイントだと思う。
見仏のベテランであるみうらさん達は、移動時間を最短にするため、近い場所にある寺を順番にタクシーで絨毯爆撃の様に攻略しておられるが、それは既に大抵の寺を見終えているからこそなせる技であって、俺のような、まだ行っていない寺が多い初心者は先に押さえておかなければならない重要な寺が多すぎる。
俺の場合は限られた日程の中で「最も行きたい寺」を優先している段階。
しかし今回、例えば現在の俺の行きたい寺No1の京都大原三千院などネットで情報を集めてみると、想像以上に厳しいことが判った。
三千院は京都駅から遠いし、バスの本数が少ないので行きは何とかなっても、見終えて帰るときにバス停が長蛇の列になって何本か見送る事もあるそうで…でもそれって、何分に1本のバスなの?って話で、あるブログによれば大原に泊まって翌日の朝バスに乗ることを薦めておられた。
つまり、沢山の企画が目白押しの奈良公園周辺は徒歩で廻る方がクイックに移動できるが、離れた場所にある寺は車で廻る方が効率が良いので、移動方法で寺を選ぶのが利口だと思った。
そこで今回は目一杯行くぞ!と「寺社・仏閣探訪ツアー2017」は、徒歩と車の2本立てで廻る事にした。
奈良・京都へいよいよ出発なのだ。
見仏が主目的の寺社・仏閣探訪旅行を今年もそろそろ敢行すべく具体的な計画を立てた。
大型連休のGWに動くのは、地獄と知っていて出かける様なモノなので外すが、旅先の寺社の情報収集をしてみると少し事情が変わってきた。
これまで、見仏初心者だった俺は、行楽シーズンを避けて2月とかの閑散期にガラガラの伽藍を駆け回っていた。
最初は基本中の基本である興福寺や東大寺はもちろん、薬師寺、唐招提寺、法隆寺などは空いていて歩き回りやすい時期に見て回るのがベストだと思って2月などの閑散期に出かけていた。
しかし最近は奈良公園周辺などにある超基本的な寺はザッと押さえたので、特別公開などで普段入れない所を狙っているが、そういうのは観光客のいない閑散期には行なわれない。
調べると、まだ入った事の無い興福寺の北円堂の特別開扉が4月22日~5月7日までなので、GW最後の日の7日を今年の見仏旅行の出発日に決めた。
俺の予想では地方から東京に戻る帰省ラッシュで駅などは混雑するだろうけど、東京からの下り線は空いているだろうと考えた。
興福寺は、去年の見仏旅行で五重塔と三重塔の特別公開に出かけたが、北円堂はまだ入った事が無い。
約2週間開扉してくれる北円堂は、年に一度しか開けてくれない南円堂より難易度は低いんだけど、南円堂は偶然開扉の日に行ったので大仏師康慶の不空羂索観音を見る事が出来た。
という事で、康慶の子運慶の晩年の作品がある北円堂に入る事が最近の目標だった。
北円堂には、俺の大好きな慶派という仏師の中でも最高に凄い運慶という人が晩年に作った仏像がある。
それを見たいがGWど真ん中に出かけるのは、それまでの交通機関の混雑で疲弊し、仏像というよりは見物人を見に行くようなものなので、公開最終日のギリギリに行けば空いていると思った。
この時期の奈良は、興福寺の国宝館の工事の関係で、仮講堂で「 阿修羅 -天平乾漆群像展-」が行なわれているし、東金堂でも仏頭さんなどが移動したりしている。
また、奈良国立博物館では「快慶」展が開催中。
こちらも、調べてみると高野山金剛峰寺の孔雀明王坐像は5月7日までしか出展されなし、開催初期にはパネル写真であった醍醐寺の弥勒菩薩坐像が来ているのも見逃せない…出かける場所が増えれば状況が複雑になるので慎重に計画しないと、1日違いで見逃してしまう事になる。
また、今回はこれらの特別展を攻略しながらも、これまで行っていない他の寺にも極力足を運びたい…そうなってくると寺の近くでノンビリ飯喰ってる暇なんて無いんだけど、幸いなことに一人旅なので自分さえ納得できれば、自分のペースで好き勝手に動き回れる。
見仏旅行の場合、他の旅行と違うのは仏像の前に何十分も立ちっぱなしでは無いと言うこと…別に寺の中で無くても、博物館の展示などでも、足を止めて眺める程度なので計画さえ緻密に建てれば多くの寺を回ることが出来る。
時々寺の境内で建物や庭の写真を延々撮ったり、絵の道具を出して庭や塔などの風景をノンビリ描いている人を見かけることもあるが、肝心の仏像がある堂内は撮影禁止だし…通常は寺の中でやることは仏像を見る事以外は余り無いと思う。
願い事もやけに時間を掛けて拝み倒している人も多いけど、俺も以前はそういう感じだったけど、最近は拝む文言を決めている。
見仏の参考にさせていただいている、見仏王者タッグのみうらじゅん・いといせいこうさんにも運転免許を持っていないという弱点があり、辺鄙な場所の寺だとタクシーが拾えなかったりで移動に苦労されている…地理にも不案内らしく新TV見仏記では菖蒲池を「しょうぶいけ」と呼んだりしている。
しかし、目的を見仏に絞るなら、最大の問題は移動時間だと思う。
温泉旅行なら急ぐこともなくホンワカ街を観てノンビリ歩くんだろうけど、見仏の場合は寺から寺への移動時間が重要になる…道に迷っている間に、小さな寺なら見終わってしまうし、列車やバスなどを待っている時間も馬鹿にならない。
つまり、如何に貴重な旅先での限られた時間を有効に使って多くの寺を廻れるか?が見仏旅行のポイントだと思う。
見仏のベテランであるみうらさん達は、移動時間を最短にするため、近い場所にある寺を順番にタクシーで絨毯爆撃の様に攻略しておられるが、それは既に大抵の寺を見終えているからこそなせる技であって、俺のような、まだ行っていない寺が多い初心者は先に押さえておかなければならない重要な寺が多すぎる。
俺の場合は限られた日程の中で「最も行きたい寺」を優先している段階。
しかし今回、例えば現在の俺の行きたい寺No1の京都大原三千院などネットで情報を集めてみると、想像以上に厳しいことが判った。
三千院は京都駅から遠いし、バスの本数が少ないので行きは何とかなっても、見終えて帰るときにバス停が長蛇の列になって何本か見送る事もあるそうで…でもそれって、何分に1本のバスなの?って話で、あるブログによれば大原に泊まって翌日の朝バスに乗ることを薦めておられた。
つまり、沢山の企画が目白押しの奈良公園周辺は徒歩で廻る方がクイックに移動できるが、離れた場所にある寺は車で廻る方が効率が良いので、移動方法で寺を選ぶのが利口だと思った。
そこで今回は目一杯行くぞ!と「寺社・仏閣探訪ツアー2017」は、徒歩と車の2本立てで廻る事にした。
奈良・京都へいよいよ出発なのだ。
2017-05-06 23:00