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阪神 - 広島 17.04/14~16 [阪神タイガース]

2勝1敗[野球]


4月14日の時点で、セ・リーグは開幕から首位広島に勝ったチームは阪神だけという異常事態になっている。
 
なんとカラクリ(東京ドーム)で巨人が広島に3タテされてしまった…広島の勢いがここまで凄いとは思わなかった。

巨人も初戦6、2戦目5、3戦目5と点は取っているんだけど、広島が打ち勝っている…阪神ではゲッツーと三振、打つときは死体蹴りのツラスカル(新井さん)が打ちまくっている。
 
このままでは広島独走で、今のF1GPのように面白く無くなってしまう…これは唯一広島に勝っている阪神が何とか広島の異次元の連勝をストップさせなければならない。
 
甲子園での対広島戦は2015年9月以降勝ち越せていないが、今年は違うぞという所を見せた3連戦となった。 



初戦はエースのメッセンジャーが7回1失点で試合を作り、マテオ~ドリスで逃げ切った!
 
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セリーグで唯一広島に勝った阪神が、また勝った!

ドリスが来てくれてホントに良かった。

お立ち台に立ったのはメッセンジャーと鳥谷!
 
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そして、2戦目は広島の一方的な勝ち試合で、阪神とすればよい負け方だった…接戦をものにし、負けるときは大差というのは強いチームの試合だ。
 
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そして、俺は超重要な試合だと思う3戦目に突入。

広島先発の九里に対し、左打者を並べたが全員が引っかけてしまって打てない。

一方阪神先発の能見は、立ち上がりバタついて初回失点。

しかし、去年から延々と失敗し続けていた能見の交代時期を遂に香田コーチが理解した。

回の頭から投げる桑原は最高で、福留と鳥谷の好守備と、前打者を歩かせて勝負となった原口の意地のタイムリーが光った。

なんと、広島とガップリ四つに組んで勝ってしまった…しかも、去年あれだけ勝てなかった聖地甲子園で。
 
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この3連戦の最大のファインプレーは金本監督だと思う。

3戦目の8回、先頭打者糸原の打球を菊池が捕球、糸原は1塁へヘッドスライディングでセーフに見えたが審判はアウトのコール。

甲子園がどよめく中、金本監督がベンチから飛び出して抗議に出た。

殺気を帯びた金本監督が芦原審判に向かって歩み寄ると、スタンドも大声援、結果判定は覆らなかったが、これがチームの勢いを加速させた。
 
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1アウトから高山が中前打で出塁、すかさず二盗を決め、広島バッテリーは福留との戦いを避けて歩かせ、2アウト一、二塁で原口が決勝打となるレフト前タイムリーを放ち、勝ち越し点を奪った。

俺は金本監督の気迫がタイガースナインに乗り移ったと思った!
 
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久しぶりに勝ち負け以前に緊張感溢れる良い試合を見た。
 
両チームがギリギリの総力戦だった…こういうヒリヒリする試合は、JFK全盛期の頃の阪神と落合中日との試合以来かも。
 
タイガースは監督も含めてこの勝利を自信に変えて邁進して欲しい!
 
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バチバチの激突を征した後、矢井田瞳が歌う気の抜けた六甲颪が甲子園に響いた…この日くらいの激闘の後は、これくらいボワボワな六甲颪の方が良いかも。


さて、問題は月曜を挟んでのナゴドでの中日戦。

戦力から言えば、阪神のボーナスステージだが、激しい広島戦での燃え尽きだけが気になる。

というか、どんでんや真弓時代は、こういうカードから連敗が始まっていた。

中日も巨人に勝ち越しての戦いとなる。

油断は禁物なのだ。