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スタジオ機材の位置 [日記]

音が混沌[あせあせ(飛び散る汗)]


超久しぶりにバンドネタでも書いてみる。

現在バンドは幾つか掛け持っているんだけど、ベースで参加しているバンドのリハで考えさせられる事があった。

池袋駅から、恐らく最も近いスタジオと書けば大体判ると思うが、幾つかのスタジオをジプシーした後、最近はそこに落ち着いている。
 
大所帯のバンドなので一番大きな部屋に入っている。

長細い部屋で両端にギターアンプがあって、中央にドラムがあるんだけど、何故か部屋の一番奥にベースアンプがある。

ドラムから遠いので、実際のステージと同じ環境を作ろうと思ってドラムの隣にアンプを移動させてみた。

すると、それまで演奏しやすかったスタジオなのに、音の飽和というか自分の音が聞こえなくなった。

音が回っているのでは無いんだけど、混沌としていて自分の音がボワボワで音程感が全く無い。

自前のアンプヘッドなので、音は作れているはずで、ドラムさんには普通に聞こえているらしい。

アンプの位置云々もあるが、珍しくハリキッテ事前に自宅で作った音にかなり自信があったので、期待はずれだった。

俺の場合、ベースの最も難しい所は「音作り」で、上手く行かない原因がわからないのが苦しい。

スタジオ風景を録音したのを聞いてみると、ベースの音は自宅で作ったモノだった…ただバンド演奏に混じると別ものになってしまう。

考えられる事は、ベースの音量が小さいか、他のアンプがデカいかでベースの音が想像以上に吸われているんだと思う。
 
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以前、MargeLitchのベーシストだったKyoに、この件を質問した事があった…その頃の俺はベースを弾いていなかったと思うので、何故そんな事を聞いたか?は忘れたが「ベースはそんなものだと思え」と言っていた。

因みに俺とKyoが知り合ってから、バンドの音作りは拘っていた…しかし機材がまだまだ進化途中だったので、理想の音に近づけるだけで精一杯だった。
 
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それから20年経った時に…ゲストで弾いて貰ったときのKyoの音は、まさに20年前に俺たちが求めていた音そのものだったのには驚いた…ベテランベーシストですら苦労するんだから、素人の俺が大変なのは当たり前。


とりあえず元あった位置にアンプを戻すと、いつも通り弾きやすくなった…つまりアンプの音をモニターしやすくなったし、立ち位置が変わったからだと思うが、混沌が消えた。

これまで何故べーアンが一番奥にあるのか?と疑問だったが、これは有るべき位置にあるのかも。

もう2度と動かさないのだ。