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2017 MOTO-GP 第1戦 カタール [モータースポーツ]

開幕戦[モータースポーツ]


待ちに待ったMOTO-GPの開幕戦。
 
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予選ポールはオフのテストでパーフェクトだったヴィニャーレスがゲット。

決勝は降雨により40分のディレイスタート。

転倒の多い荒れたレースだったが、ヴィニャーレスが冬期テスト同様の好調で、見事ポール・トゥ・ウィンを飾った。
 
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ヤマハ初陣でポール・トゥ・ウィンとは…全4回の冬季テストで総合首位だったので予想していたとはいえ、ヴィニャーレス、マルケス、ペドロサ、ロッシ「新4強」時代の幕開けだと思った。

ヤマハはロッシも3位に入り、ヤマハは出だし最高の開幕戦になった。


一方ヴィニャーレスと交代でヤマハからドゥカティに移籍したロレンソは11位と明暗を分けた。


ただ、ヤマハが勝ったというよりは、後半トップを走っていたドヴィツィオーゾが勝たなければならないレースを落とした印象が強かった。
 
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ロサイル・サーキットはドゥカティに圧倒的有利なコースなのは相変わらずで、ラスト数周でトップに出たヴィニャーレスを追うドヴィツィオーゾのマシンは直線に入ると別カテゴリーな速度差で悠々と前に出ていた…ロレンソで無くイアンノーネのままだったらブッチギリで優勝していたと思う。
 
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カタールでは国際映像にオーバーランした一瞬しか映らなかったロレンソは、この後ヘレスサーキットで行なわれるプライベートテストで何処までマシンに順応できるかが勝負だと思う。

開幕戦でハッキリしたのは今年のドゥカティは間違いなく速いし、仕上がりも良い感じなので、好天でのパフォーマンスを見てみたい…沙漠のナイトレースで雨など、今回のレースはちょっと何もかも特殊すぎで、このレースの結果で今後を占うのは難しい。

意外だったのはホンダで、良いところを見せられなくレースを終えた。

ホンダはフロントタイヤの選択に失敗し、マルケスが4位、5位にペドロサに終わったが、悪ければ悪いなりに大崩しないのは凄い。


俺の予想ではマルケスとヴィニャーレスの一騎打ちを期待していたけど、思ったよりもヴィニャーレスがクレバーで速かった。

最初からマシンをあまり倒さずにマシンの動きを極力抑えて正確にトレースする「タイヤのライフ」を考えた走りで、最後にトップに出れれば良いというレースマネージメントが、前半トップを快走して転倒したヨハン・ザルコと対照的だった。
 
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これでマルケスも目が覚めたと思うので、次戦のアルゼンチンでの両者の激突が楽しみ。

早くもヴィニャーレスが今年のチャンピオンかなと思わせる開幕戦だったのだ。