SSブログ

思い出の品 [日々のあれこれ]

展示会の目録[本]


特に博物館や美術館が好きというわけではないが、自分が興味のある展示会は極力足を運ぶようにしている。

ネタ的に使えそうだったり、お勧めだなと思ったのは極力このブログに書いている。

ただ、後で回想しても、当時ブログに書いたイベントは今思い返しても「行っておいて良かった」と思えるのが多い。

そういうイベントを回想出来る最高のアイテムが目録だ。
 
02.24.06.jpg
 


立派な展示会になると目録も大きくて重いけど、俺は極力買うことにしている。
 
02.24.07.jpg
 
 
 

最近本を整理していて、段ボールの箱から目録が出てきた。
 
02.24.02.jpg
 
 

懐かしいのと同時に、その時の状況を冷静に振り返ることが出来るのも良い。

例えば、興福寺の阿修羅展の時は、当時は劇混みの記憶が真っ先にドン!とあったけど、今は阿修羅像を360度の角度から見れた事や、皆が阿修羅像に群がっていたので、主目的だった八部衆の迦楼羅像を手を伸ばせば届く距離でほぼ独占状態だった事などは、冷静に振り返れば凄いことだった。
 
02.24.03.jpg
 
 

凄いことといえば、奈良の東大寺ミュージアムの「奈良時代の東大寺」展では、当時法華堂が修復工事で不空羂索観音が脇侍の日光菩薩・月光菩薩と一緒にミュージアムに移動していた。
 
02.24.04.jpg
 
 

現在不空羂索観音は修復を終えた法華堂に戻っているが、日光・月光菩薩はそのままミュージアムに残っている。

法華堂内は薄暗くて、不空羂索観音は一番遠い位置にあるので、ミュージアムのLED照明に照らされたのを目の前で見る機会は俺の残りの人生ではもう無いかもしれない。
 
02.24.05.jpg
 
 
 
 
膨大な量の展示物全てを記憶できないから、目録を見直すと忘れていた数々を思い出す…。
 
02.24.01.jpg
 
 
 

重くて持って帰るのが大変だけど、良かったと思える展示会は目録を買った方が良いと思うのだ。