2016年 F1 第21戦 アブダビGP

ハミルトン優勝

最終戦はロズベルグが2位に入ってチャンピオンを決めた。

 

 

 

 

ポールポジションのハミルトンがスタートを決めたものの、予選2位のロズベルグが後ろにくっついて、いつものメルセデスの１・２という退屈な展開が続く。

レースは、例えハミルトンがブッチギリで優勝しても、ロズベルグは表彰台に上がれればチャンピオン決定なので、無理をする必要は無くハミルトンの後ろにくっついて走るだけの退屈な展開。

 

しかし、レース後半ハミルトンはフェルスタッペンとベッテルが争う3位争いの中にロズベルクを入れる作戦で、スピードダウンする。

もし熾烈な3位争いにロズベルグが巻き込まれてリタイアすれば、ハミルトンがチャンピオン。

46週目、ロズベルグは無線で、ハミルトンが遅いとピットに訴える。

49週目、2位ロズベルグ、3位フェルスタッペン、4位ベッテルの3台が超接近！ 

51周目、フェルスタッペンを抜いてベッテルが3位に浮上！

 

 

 

 

53周目、ハミルトンがチームの無線を完全無視して速度をさらに落とす！

ハミルトンの思惑通りベッテルがロズベルグにアタック！

 

 

 

 

メルセデスのペースアップの指令に、ハミルトンは「どうせチャンピオンを失うのだから、勝とうが負けようが関係ない」と発言！

で、こうなる事は事前にわかっていて、レース前にメルセデスのマネージング・ディレクターのトト・ウォルフは「チームメイトにプレッシャーをかけるため、ハミルトンがわざとペースを抑えてロズベルグを後続勢に近づけるという戦略も存在するが、自分たちのドライバーは"スポーツマンらしく"振る舞うと信じている」とコメントしていた。

で、メルセデスはハミルトンの行為をどう裁くか？だけど、俺は「それもレース」だと思う。

ハミルトンが優勝したので、メルセデスからハミルトンに無線で指示したり、ペナルティーを下すのはオカシイ。

もしハミルトンのペース云々の不平をいうのであれば、ロズベルグが先頭を走るべきで、レースは前を走る方に主導権がある。

ただ、ハミルトンからすれば、バトルを仕掛けてミスを誘う戦略しか無かったわけだから、わざと予選で後ろに下がりセナ・プロばりに１コーナーで撃墜やらかすか、シューマッハのようにぶつけ損ねて年間全ポイント剥奪とかをやって欲しかった。

 

ま、非常に退屈な1年だったけど、ロズベルグは今年のチャンピオンに相応しいと思う。

来期のマクラーレン・ホンダとアロンソに期待なのだ。