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矢追純一 UFOスペシャル [アナログメディアのデジタル化計画]

教科書より重要だった[TV]


今回名前を変更した「ビデオテープデジタル化計画」は、VHSビデオデッキの生産中止ににより、デッキが動いている間にビデオをPCで録画していて、懐かしいのや珍しいのが発掘されれば紹介しようというカテゴリー。

押し入れを占領していた段ボール箱の中にギッチリ詰っているビデオテープを片っ端からデッキに突っ込んでいると、98年7月に日本テレビ木曜スペシャルで放送された「矢追純一 UFOスペシャル 第八弾」というテープが出てきた。
 
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録画しながら見たけど、番組の内容の全てを記憶していた…でも、久しぶりに見たので懐かしかった…。 
 
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番組はいきなり1997年8月6日の午後4時20分頃に、メキシコの首都メキシコシティ上空に現れた直径10メートルから30メートルほどの巨大なUFOのビデオ映像から始まる!
 
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ビデオカメラで撮影したビルが手ぶれでぶれているのに対し、一緒に映っているはずのUFOはぶれていないから合成なんだろうけど、当時は凄くインパクトのある映像だった。 



…俺にとって矢追純一さんの教えは神の教えに近かった。

だから番組の隅から隅までスイスイ頭に記憶された…この記憶能力を受験勉強に使っていればと思わないではないが、UFO情報だったから頭に入ったんだと思う。
 
俺は興味のある対象に対しての記憶力には自信があるが、無いモノに関しては何度聴いても右から左にスッと抜けてしまう。
 
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矢追純一 UFOスペシャルが放送された頃までは、日本におけるUFO情報のほぼ全てが矢追純一さんからのものだった。
 
宇宙人も時間と共に次々と新しいのが出てきた。 
 
スイスのチューリッヒ郊外に住む、片腕の農夫ビリー・マイヤーというUFOコンタクティの鮮明なUFO写真や8ミリフイルムが紹介された…この時の宇宙人はプレアデス星人のセムヤーゼという女性(正確にはダル宇宙の女性アスケットの写真だったらしい)で、人間の姿をしていた。
 
 
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そして、ロズウェル事件…事件が起きた1947年から30年以上経ってから、墜落現場のフォスター牧場で残骸の回収に関わったジェシー・マーセル少佐がインタビューに応じ、世界中で再燃する。
 
墜落現場で回収された宇宙人の死体はオハイオ州デイトンにあるライト・パターソン空軍基地に移された。 
 
この頃から、宇宙人の姿は小柄で大きな頭部に大きな黒い目というグレイになり、スピルバーグの映画「未知との遭遇」で誰もが知ることになる。
 
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そしてマジェスティック12で、アメリカ政府が宇宙人との接触や交渉をを秘密裏に行なっていた事が暴露され、ケネディー暗殺やブルーブックリポートNo13などの情報も次々と出てきた。

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矢追さんは、元は日テレのディレクターで、最初からUFOの番組を作っていたのではなく、「特集!驚異の超能力ユリ・ゲラーのすべて」や、外国に空いている巨大な穴にロープを使って入ったりする「地球最大の巨穴!謎の地底怪獣王国を探検する!!」とかの冒険系なども手がけていた。

UFOモノは、アメリカで起きたUFO事件を現地まで飛んで取材していた…当時はUFOを追いかけて外国の現場まで取材に行くなんて本格的な番組がなかったので、その影響力は凄かった。
 
近づくと危険なネバダ州南部にあるArea51を紹介する矢追さん。 
 
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Area51で働いていた科学者ロバート・ラザー博士にインタビューする矢追さん。
 
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アリゾナで起きたフェニックス・ライト事件も追っている。
 
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メキシコシティーで取材する矢追さん。 
 
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当時の日本人の大半は「テレビは嘘をつかない」「テレビが言うんだから本当に違いない」という無防備な性善説民族だった。

ただ、今当時の番組を見て思うのは…これは矢追さんが日本に紹介したユリ・ゲラーさんも同じだけど、矢追さんが追いかけている情報の真偽はさておき、番組がたまらなく魅力的なのは何処かに真実も含まれているからなのではないだろうか?

つまり、俺もどう否定的になっても否定出来ないど真ん中のUFOを実際この目で見ている…例えばこの番組で紹介されたテルアビブでビデオ撮影された風船の束の様なデコボコのUFOとソックリなのを、俺は大手町の皇居のお堀の上空に浮かんでいるのを見た。
 
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また、矢追さんが連れてきたユリ・ゲラーさんの番組では壊れていた時計が動き、スプーンが曲がった…俺はスプーンを曲げる事は出来なかったけど、俺の周囲には曲がったという人が大勢いる。
 

一億総believer時代に、矢追さんの番組はガチッとはまったんだと思うが、もしそれが矢追さんが計算で行なったとすれば天才だと思う。

矢追さんのUFO番組の衝撃に対抗出来る番組なんて無いのだ。