SSブログ

2016年 F1 第17戦 日本GP [モータースポーツ]

ロズベルグ優勝[モータースポーツ]


今年はロズベルグで決まりかも。
 
10.09.01.jpg
 
 
 
 
観客数が昨年を2万人も下回り、あれだけ乱立していた仮設スタンドが無くなっていた。

06年の決勝日は16万1000人が今年は三連休の中日だったにもかかわらず7万2000人だった。

それでも無料放送が無いのに善戦したと思う。

レースって年間通じてトップ数台の駆け引きだから、レーサーの名前は勿論、所属するチームやマシンのポテンシャル、今年の開幕からどんなドラマがあったかの背景を知らないと面白くない。

それを知らないで見れば、ただ色んなマシンが速いスピードでグルグル周回しているだけ。

テレビ中継の方が車載カメラまであってノンビリ観戦出来るのに、わざわざビャっと走り去っては、次にまたビャっとやってくるまで、電光掲示板やサーキット内で放送されている中継ラジオを聴きながらボーッと待っているだけの現地観戦をしに、遠方まで出かけるのか?は、非日常を求めているんだと思う。

寺社仏閣好きには、京都から近鉄電車に乗って車窓から東寺の五重塔が見えただけで「非日常」を感じる。

同じく、甲府で大きな富士山を見たときも、代々木オリンピックプールや武道館で外タレロックバンドのライブを見たときも「非日常」を感じる。

いつも暮らしている生活に五重塔や富士山、着ている衣服が震えるほどの音圧などは無いから、それを得るために足を運ぶ。

俺はF1での非日常は、空力を極限まで使って車を抑えこんで作り出すスピードでは無く、咆哮に近いエンジンサウンドだったと思う。

ぶっちゃけテレビ観戦の方が判りやすいが、あの音だけは現地で無いと、テレビで再現するのは不可能。

スピードが速いのにも驚くけど、そういうのは一回見ると充分って思ってしまうのは自衛隊の航空ショーに似ている。

それよりエンジンサウンドの凄さはサーキットでないと体験できない…それが、ターボになって暴走族の車より静かになってしまった。

ネットでの現地情報によると、国慶節の休日を利用した中国人の観客が多かったそうだ…しかし、中国人は日本にまで来て鈴鹿でF1見て帰るって凄くお金持ちだ。

コアなレースマニア達の中には「にわかファンが減ってノンビリ観戦できる」という人もいるだろうが、観客が来ないことには日本GPを維持できなくなる。

だから地上波中継や、日本人ドライバーとか、日本メーカーの参戦も必要だと思うのだ。