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自宅仏像ミュージアム [日々のあれこれ]

我が家の仏像紹介[カメラ]


俺は仏像が大好き。

自分が見たいと思った仏像は、殆どオリジナルを見ている。
 
でも現地で写真を撮りたいと思っても、大半は堂内撮影禁止なので、仏像が欲しくなる。 

仏像のレプリカはネットで調べれば色々出てくるけど、大きく2種類あるみたいで、工芸の職人さんが一体ずつ作るのと、フィギアみたいなのに別れるが、どちらも高価。

フィギアの方は精巧に出来ていて、本物に似ている。


精巧さや大きさでは高価なフィギアに敵わないが「仏ガチャポン」は安価でそこそこ良くできている。

俺も、奈良に行くたびに、気が向けばガチャポンを回してケースに入れて飾っている。

気分的には自宅仏像ミュージアムって感じ。
 
 

という事で、ここまで集めてきた仏像達を紹介してみたい。

 
 
仏像を入れているケースはケースの上に置いているライトの照明が全体に当るように、高さのあるケースを使っている。
 
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奥の壁がミラーになっていて、カメラと俺の手が写っている…左手のケースの外に見えるのはSHARPのプラズマクラスターイオン発生機IG-B100-Wの側面で、仏像ライトアップと同時にマイナスイオン効果でストレス軽減効果・リラックス効果を狙っているんだけど…効果は良く判らない。
 


当ミュージアムの本尊的存在は2つあって、1つは東大寺の公式フィギアの「誕生釈迦仏立像」。
 
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生まれたばかりの釈迦が、7歩歩いて「天」と「地」を指し、「天上天下唯我独尊」と発したのを表した像で、オリジナルは現在東大寺ミュージアムにあり、灌仏盤と呼ばれる甘茶の受け皿の中に立っている。

これは釈迦が生まれた時に9頭の龍が、天から清らかな水を湯槽へ注ぎ、産湯にしたという伝説から来ていて、オリジナルはお皿も奈良時代のもので国宝。


もう1つは、東大寺公式フィギアの「月光菩薩立像」。
 
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月光菩薩は、薬師寺の薬師三尊の薬師如来の脇侍が超有名だけど、俺は…甲乙付けがたいけど東大寺の月光菩薩が好き。
 
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俺が東大寺の月光菩薩立像に出会ったのは、法華堂の不空羂索観音立像の脇侍だった時が最初で、極寒の2月に氷のように冷え切った法華堂の床の上を靴を抜いでの拝観で、電球の明かりだけの暗い堂内で目をこらしてやっとうっすら見える程度だった。
 

この仏像は謎が多く、日光・月光菩薩は本来薬師如来の脇侍である事から、本当は梵天・帝釈天ではないかという説があるものの、像の服装は菩薩像とも天部像とも異なる俗形な事から、正確な名称は未詳で、戒壇院の四天王像の塑像を含む6体が本来の一具では無いか?という説が古くからあるらしい。

2011年の法華堂の修復工事の時から東大寺ミュージアムに安置されており、薄暗かった法華堂時代と違って、間近まで近づける位置で明るいLED照明に照らされて、長いすもあるのでゆっくり堪能できる様になっている。

2011年の修復工事の時は、完成した東大寺ミュージアムで「奈良時代の東大寺展」が行われていて、現在は修復を終えた法華堂に戻った不空羂索観音と日光・月光菩薩が並んで展示されていた…もう二度と無いかもしれない並びで、超ド級の大迫力だった。


もちろん修復工事を終えた法華堂にも行っている…「一度行ったからもういいや」というのはただの物見遊山な観光客。


「誕生釈迦仏立像」と「月光菩薩立像」の2つの仏像フィギアは蓮の台座に乗せている。
 

それ以外のは全部ガチャポンで、左右には金剛力士像の阿形と吽形で、間にカラーバージョンの阿修羅像と雷神。
 
その後ろに薬師如来坐像と国宝土偶、後方の左右には四天王の広目天と増長天が邪鬼を踏んづけている。
 
とりあえず下からLEDの懐中電灯の光を当てて、リラックマのブリキケースの上に乗せて広目天を撮影 。
 
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カッコイイ増長天もアリナミンの瓶の上に乗せて撮影してみた。 

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興福寺の阿修羅像は大好きな仏像で、会長がみうらじゅんさんで副会長がアルフィーの高見沢さんの「阿修羅ファンクラブ」の会員で、東京上野に来た「阿修羅展」も見に行っている…現在阿修羅像が安置されている興福寺の国宝館では不可能な、阿修羅像を全角度から見ている。



…という事で、うちのミュージアムは大体こんな感じ。

ガチャポンも全部揃ったコンプリートものがネットで買えたけど、別に全部揃えたいわけでも無く、一つ一つが仏像探訪の時の思い出みたいな感じ。

これからも機会があれば増やしていこうと思うのだ。