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SMAP解散 [日々のあれこれ]

テレビ時代の終焉[TV]


オリンピック一色だったスポーツ紙の一面がビッグアイドルグループの解散記事にジャックされた。
 
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特に関心は無いが、公表できない話が山盛りなんだろうなと想像する。

ただ、我々が知り得る表面に見えている部分の情報は氷山の一角で、本当の芸能界は一般の人には判らない様に出来ている…週刊誌まで結託して芸能界を作り上げている。


思うに、国民的アイドルグループとまで言われたSMAPの解散は、テレビ業界の終焉を暗示している様に見える。

俺なんかも、昔はテレビは部屋にいるときは常時付けっぱなしが基本の家電製品だった。

それが、テレビの画面に大きなフォントで文字が出るようになったり、ワイプで出演者の顔を抜く、つまりVTRを見ている「出演者の顔」が画面の片隅に入ったりする様になった頃から、テレビはほぼ完全に見なくなった。

見たい番組は予約録画しておいて、見たいときにコントローラーでCMすっ飛ばしたり、倍速で見たり、頭だけ見てツマラナイなと思うと、全部飛ばして結末だけ見たりしている…VHSテープ時代は時間が掛かったけどハードディスク録画だから簡単に出来る。

何かに似ているなと思ったらCDと同じだ。

レコード盤の時代は、曲を飛ばすのが面倒なので好きじゃない曲でも仕方なく最初から順番に聞いていたが、CDになると我慢が効かなくてピョンピョン跳ばしているとあっと言う間に終わってしまう。

つまり、どんなに売れていようが、エライ人だろうが、見る側がコントローラーで見たい箇所まで「はじき出す」事が出来る様になった事で、テレビの中にいる連中の潜在的価値というか重みが一掃された。


そして決定的なのがネット時代の到来だと思う。

テレビのコンテンツはYOUTUBEなどのネットの中で、検索で引っかかったのを見るだけのモノになった。

ネット時代となり、メディア媒体の変化によって国民的アイドルというモノが生まれる土壌が消滅した。


今や「一億総活躍時代」という事で、老人も生涯現役という事で死ぬ前日まで働けと、言い換えれば「働けなくなればさっさと死ね」という殺伐とした競争社会の中で、子供を名門幼稚園に入れたりして貴族の様に振る舞う芸能人の笑顔なんて誰がわざわざ電気代払って見なきゃならないのか?って事だと思う。

テレビはニュースやスポーツ、ドキュメンタリーとかをやっていれば良いと思うし、その番組の中に芸能人は要らない。

京都の寺社仏閣を紹介する番組があっても、歌舞伎役者なんかが司会で我が物顔で現れると、せっかくの京都が俗っぽくなってしまう…ナレーションだけにしてくれ方がどれだけスッキリするか!

芸能界なんていう前時代的な胡散臭い遺物は、1日も早く消えて無くなる事を希望するのだ。