選挙ウオッチ 2016参議院選

安部政権圧勝

昨日参議院選挙が行われ、全121議席が確定した。

俺は投票所が徒歩3分程なので、コンビニに缶ビールを買うついでに投票してきた。

選挙結果は、安倍晋三首相が勝敗ラインに設定した与党の改選過半数を大きく上回った…予想通りの結果だった。

 

 

 

今回の選挙は憲法9条の改憲派が国会発議に必要な3分の2議席を確保することができるか？が最大の争点だったが、国民の出した答えは「改憲に賛成」だった。

選挙期間中の安倍さんは不自然なまでに黙っていたが、これから改憲に向けて一気に動き出すだろう。

今回の選挙では9条を守ろうとする護憲派も別政党同士が改憲阻止でタッグを組んだりで、一見盛り上がったかに見えた。

しかし、実際にフタを開けてみれば選挙に投票に行った人は少なく、投票率は54.7％という戦後4番目の低さだった。

有権者の大多数である「明確に支持する政党を決めていない人達」にとって、選挙は年々判り辛くなっていると思う。

今時の政治屋は、選挙前の公約なんて嘘をつくのが当たり前で、誰もが有権者に甘い言葉を並べ立てるから、どの候補者も右から左まで全員同じ事を言っている。

ただ、幾ら日本国民が馬鹿だとはいえ、今回の選挙が憲法改正の是非がテーマだという事は知っている…与党の圧勝は野党がダラシナイせいだと言う評論家もいるが、憲法改正の是非に野党も何も関係ない、問われるのはイエスかノーかだ。

だから、今回の安倍政権圧勝の選挙結果は「国民の声」で、今まで以上にアベノミクスのアクセルを吹かしまくって欲しいし、大企業は減税、貧乏人には増税大賛成で、年金などもジャンジャン株などのギャンブルに投じて全て消し去って下さい！というのが、日本国民の「切実な願い」という事に決定した。

要するに、憲法を変えて軍隊を海外に出して、アメリカにくっついて世界中で戦争を起こすのに大賛成という事の様だ。

とりあえず、18才で自民党に投票した人は、ちゃんと就職して沢山働いて稼いだお金をジャンジャン使って、税金と年金を払ってくれれば良いと思います。

一方、選挙でダメだった方々はシオシオになってしまった…騒いでいた学生さん達のSEALDsも解散らしい。

東京では、小沢一郎さんや山本太郎さんが三宅洋平というミュージシャンを応援していて、ネット内では当選確実みたいな凄い勢いと人気だったが、フタを開けてみれば大差で落選…思うに選挙する前から他の候補達に勝負で負けていたね。

 

 

 

知名度があるならいざしらず、政治家をやる覚悟という意味で三宅さんはド素人のアマチュアだったと思う。

三宅さんの横で応援演説している小沢さんは、このクソ蒸し暑い中でも背広にネクタイ姿なのに、知名度が低くて何処のウマの骨か判らない三宅さんが、汚らしい長髪にダラシナイ髭ではどうしようもない。

 

 

 

選挙で勝つ事よりも髭が大事って、一体何を目指しているのか本末転倒！

何が何でも政治家になるんだ！という覚悟があれば、自分にとってマイナスな要素は全て無くそうとするはずで、本気で当選しようとする気持ちが微塵も伝わってこなかった。

どんなご立派な言い訳があるにせよ、あんな汚らしい格好では、毎日通勤ラッシュでごった返す中を、身だしなみを整えて出勤している大多数の有権者の理解を得られるはずがない！

もし本気で選挙に勝ちたいのであれば、山本さんが殴り倒してでも身綺麗にしろと三宅さんを説得すべきだったと思うが、そうしなかったのには何か別の意図があるのでは？と勘ぐってしまう…そもそも原発推進派の急先鋒だった小沢さんと、原発廃止で民意を得て当選した山本さんが組んでいる事自体が不自然過ぎて俺なんかには「良く判らない」。

いずれにせよ憲法改正の有無で戦った三宅さんは落選し、余り憲法とは関係無さそうな三原じゅん子さんとか、沖縄の人なのに基地問題の事すらハッキリとモノが言えない元SPEEDの今井絵理子さんなどの当選が目立って、改めて「参議院だな～」と思った…。

そして俺の地元の東京都は蓮舫さんがダントツのトップ当選…俺は蓮舫ってずっと名字が蓮で名前が舫だと思っていたが、結婚される前の本名は謝 蓮舫という名前だったのを知らなかった。

 

 

 

しかし、俺はもうPCの変換ばかりで退化してしまって漢字が書けなくなっているのに、蓮舫さんに投票した人はよくこんな難しい字が書けたね…。

そして選挙の掲示板に、お馴染みの黄色いポスターがお目見え！

東京では名物泡沫候補の、唯一神であらせられる又吉イエスが降臨した！

 

 

 

ポスターには相変わらず安倍首相や対立候補達を地獄の業火に投げ込む！と書いているけど、「先に投げ込んでから立候補しろよ！」と毎回突っ込んでいるのは俺だけだろうか？

今回の選挙では、ブラック企業のインチキ残業や低賃金でヘロヘロな有権者より、政治屋達の方が数万倍元気なのが目立ったのだ。