TECH21 BASS DRIVER DI [使用楽器・機材・部品紹介]
定番のべードラ
俺のベースエフェクターボードの心臓部はTECH21 BASS DRIVER DI。
BASS DRIVER DIを通すと、基本的にバキバキのドンシャリの傾向になる。
アクティブのベースには合わないと思うが、パッシブのプレシジョン・ベースとかで使うと、エッジが立って音がハッキリする。
歪みはナチュラルなチューブアンプの歪み程度に抑えるのが正しい使い方だと思う…歪みを求めてディストーションとして使いたい人には物足りないと思う。
DRIVEを回していくと音が太くなっていくので、歪みだす手前の位置で使っている。
マルチエフェクターにモデリングされているのも見かけるが、本物は少しつまみを回すだけでかなり音が変る。
劇的に低音や高音を上げられるが、ベース単体では良い感じに聞こえても「持ち上げた部分」はバンドで鳴らすと埋もれてしまう。
持ち上げて出力ゲインが上がる→音が大きすぎるのでレベルを下げる→バンドで鳴らすと「持ち上げた部分が消える」→結果レベルが下がった感じになり「音抜けがしない」と感じるんだと思う。
持ち上げたつもりが引っ込むので、更に持ち上げようとすると逆効果の悪循環になる難しさがある。
ドンシャリになる「嬉しさ」からの持ち上げは罠で、トーンは浅く付け足す感じで、ミックスも控えめが使いやすいと思うし、それでも充分音はクッキリ方向になっている。
パッシブのベースをピック弾きでゴリゴリでドンシャリ好きな人には超お勧めの必需品なのだ。
2016-04-11 23:22