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エフェクターボード紹介 [使用楽器・機材・部品紹介]

宝箱の中身[るんるん]


エフェクターボードという箱庭の中に、何を何処に設置するか…試行錯誤を経てナントナク形になったので紹介します。
 
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並べたエフェクターは4つで、流れはヤマハMB-3(ベース)~Providenceの「FINAL BOOSTER」→ZOOMの「MS-60B」→TECH21の「Bass Driver DI」→ZOOMの「MS-100BT」~アンプって感じで並べている。

まだまだ暫定で、これから色々変ると思うが、とりあえず今はこんな感じで完成とする。
 
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信号の流れ順に紹介すると、まずProvidenceのFINAL BOOSTERだけど、これは現在「VITALIZER」と名前を変えて発売されているが中身は同じで、俺はスイッチ入れっぱなしでゲイン上げ気味のバッファーアンプとして使っている。
 
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「パッシブベースはバッファー命」という事で、最近色々試していて、ひょっとすると他のに入れ替えるかもしれないが、今のところはこいつがベスト。

力強く活きいきとしたローインピーダンス信号に変換してくれるVITALIZER回路も気に入っている。

FINAL BOOSTERはフルレンジのブースターで音にアクティブ臭というか、クセが無い…アクティブ臭が好きなら最初からEMGを使えば良いんだけど、俺はパッシブのポワッとした曖昧さが気に入っている。

不思議なモノで、俺がギターを弾いて理想的なベースの音と、ベースを弾いて理想的なベースの音は真逆で、俺がギターの場合は理想的なベースの音はジャズベースでアクティブでないとダメだと思う…余分な低域カットで、ハイミドルとハイを目一杯上げたガキンガキンの音で無いと「聞こえない」んだけど、俺が自分でベースを弾くときはプルプルしたパッシブの丸めの音が好き。

FINAL BOOSTERはそういうパッシブの好きな所を壊さないで、ちょっと非力なMB-3の音を元気にしてくれる。



次はZOOMのMS-60Bというベース用のマルチエフェクター。
 
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エフェクターボードを組む前はこいつ1コだけでやっていたけど、特に問題無く使っている。

今回、コンプレッサーなんかもEBSのマルコンとか、今度新しく出るBOSSとかの「本物」を使おうと考えたけど、ボード内のスペースや持ち運ぶときの重量を考えるとマルチ・ストンプに入っているモデリングエフェクターで良いかって気になった…そういう質の部分は言い出せばキリが無く、一応24ビット128 倍オーバーサンプリングだし、値段と「小ささ」を考えれば普通に良くできていると思う。

少し贅沢にコンプレッサー・イコライザー・ノイズリダクションを基本掛けっぱなしで、「ここ一発モノ」としてベースオーバードライブを呼び出せる様にしている、あとチューナーもコレが担当。

特に小さいエフェクターボードには強力な武器になると思う。



次は俺のエフェクターボードの心臓部のBass Driver DI。
 
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せっかくボードを組むのであれば、心臓部だけはモデリングで無く「本物」を使おうとど真ん中の定番をマウントした…少し大きくて場所を取るけど、MS-60Bが最大4つまでしか使えないので仕方がない。

思うに、Bass Driver DIはアクティブベースのピック弾きが似合う。

こいつで音をブリッとさせて、ピックでプルプル爆速で弾くというのが俺の理想的ベースのイメージ。

Bass Driver DIを使うと「なんでもサンズの音になる」と言う人が多いけど、「前段での作り込み」に素直に反応してくれるので、設定次第では世間一般の評判より「自由度」は高いと思う。

いずれにせよ俺のエフェクターボードで無くてはならないモノ。



最後がZOOMのMS-100BT。
 
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MS-100BTより前段で作っている基本的な音以外に、例えば空間系エフェクトとか「ベースで出番があるか?」と思わないでもないが、せっかくの新ボードなので色々遊べる様にしたかったが、空きスペースが殆ど無い状態で「あ!そういえば似たようなマルチ・ストンプ持ってた気がする…」と職場のロッカーの奥底から発掘してきた。

MS-100BTが職場のロッカーに撃沈していた原因は、ギターで使おうと買ったんだけど、ギターで使う場合ソロやバッキングの歪みの変更など「チャンネルの切り替えが多い」のでスイッチ1つでは使えなかったが、ベースは曲中で音を頻繁に切り替えたりしないのでマルチ・ストンプでも充分使える。

ちなみにZOOMのマルチ・ストンプ・シリーズは銀色の「MS-50G」がギター用で、茶色の「MS-60B」がベース用で、ブルーの「MS-100BT」はギターとベース両方で使う為に作られているので、ベース用のボードにマウントしてもギター用のエフェクターを流用しているわけではない。

ネットではバイパス時のゲインダウンや音の変化などのコメントを見かけるが…俺も気になってROCKTRONのGuitar Silencerのセンド/リターンを使って「エフェクターをOFFにしたMS-100BT」を挟んでHASHのつまみを0でトゥルー・バイパス・ルーパーとして切り替えてみたが、俺には気にならないというか、差が判らなかった。

俺はリハとかでは全然OKのレベルだと思う。

MS-100BTはボードの最後段になるので主に空間系などを担当させようと、こちらは「MS-60B」と違って同時に6つまで並べられるので、とりあえず懐かしいビンテージのエフェクターモデルを中心にモジュレーション系と空間系を並べている…92種類のエフェクトと8種類のアンプモデルを搭載しているので、殆どのエフェクターが入っていると思う。

最終段にラインセレクターをセットして、リハ時にボリュームペダル代わりとして、踏むとゲインダウンして小さな音でフレーズの確認などが出来る様にしている。


最後に電源は、MaxonのPD01で、安心と信頼のメイドインジャパンで電圧安定化回路内蔵で電源ノイズも抑えられ、何よりも軽くて小さいのが気に入っている。

ZOOMのマルチの燃費が悪いので、本当は2000mAまで対応のPS2にすれば良いんだろうけど、アダプターがデカくなるので…音に問題は出てないので当分はこいつで様子見。


俺の新しいエフェクターボードは、ペダルが4コ並んでいるだけの超ビンボウな見た目だけど、マルチ・ストンプを2つ使っているので、全部合わせると最大12コまでエフェクトが同時に使える事になる。

音に拘った巨大ボードも素晴らしいけど、持ち運びなどで全ての体力を使い果たしてしまっては、本末転倒だと思う。
 
 

これで小さなベースに小さなエフェクターボードが揃った…何か俺なりの拘りというか、統一感が出てきた気がする。
 
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これで遊ぶのだ!