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低音を出してみた [日記]

リハ日記[るんるん]


自宅で音を作り込んだ設定がリハーサルスタジオでどんな音になるのか?の経験値を積んでいるんだけど、今回のテーマは「低音」。

初心者ベース講座として、手始めに音を作ってみようと、メインベースであるヤマハのMB-3君の音に少し重量感を持たせようとイコライザーを試してみた。


エフェクターが増えるとスタジオまでの移動が大変なのと、とりあえずお試しで気軽に色々やりたいので、赤貧ミュージシャン御用達ブランドの「ZOOMのMS-60B」1個だけを持って行ってる。
 
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少し前までは前段にバッファーとしてブースターを挟んでいたが、パッシブの良さを出そうと外している。 

MS-60Bは9ボルトの四角い電池では無く、単三2本で動くのでパワーサプライもナシでエネループでやっているのでマジで足下に1万円以下の小さなペダルがポツンとあるだけ状態なんだけど、ギターではあれだけエフェクターに凝ったけど、ベースはリハーサルとかだとこの程度で充分な気がする。

数あるエフェクターの中で何故MS-60Bなのか?だけど、他社の…例えばBOSSとかと比べても内蔵エフェクターの数が多いから。

MS-60Bは俺にとっては最低限である「コンプ」「イコライザー」「べードラ」の3つが使える。

同じZOOMで、MS-60Bの上位機種として「B3」という大きなサイズのマルチエフェクターがあるけど、こっちは3つのエフェクトしか同時に使えないので、「最低限の3つ」を割り当ててしまうとZOOMで唯一のとりえであるノイズリダクションが使えないという悲しい本末転倒になる。

「でもB3はオーディオインターフェイスが付いているからレコーディングでも使える」という声もあるが、え?ZOOMで録音しちゃうんですか?って事なので、誰が何と言おうがMS-60BがB3の上位機種だ。

MS-60Bだけど、内蔵されているナンチャッテ・エフェクターやナンチャッテ・アンプモデルも、欲を言い出せばキリがないけど、値段にしては良くできていると思うし、昔のZOOMと違って使える範囲に入ってきたと思う…足下の見た目は貧乏臭いけど、リハで「掛けっぱなし系エフェクター」中心で使う分には小さくて軽いのでお勧め。


という事で、自宅で色んな設定をMS-60Bにメモリしたのをスタジオにあるベースアンプで鳴らしてみた。

スタジオにあるアンプは巨大なキャビネットの上にアンペグのSVT-450Hというヘッド。
 
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SVT-450Hの設定はイコライザーは使わず、ゲインやトーンも全て中立で、マスターで音量だけを調節した。

しかし、狭いスタジオに対してベースアンプがデカ過ぎで、ナンダカ良く判らない。

低音が出すぎているのか?と思ったが、今回は低音に拘って作ったので1回のリハを台無しにしても意地でもカットしなかった。

というのも、自宅で小さい音で鳴らしている分には全く気にならないが、スタジオでデカい音で鳴らすと低音がまとわりついてベトベトになる感覚があって弾きにくく、ローをカットして高域を強調してキンキンの音で弾くと音程も取りやすいし弾きやすい。

しかし、それでは「ベースの音」では無いので、まずはボワボワした音に慣れようと思った。

俺は…アンペグは特に「まとわりつくベトベト感」が強く、遅れて聞こえる…例えると、ポンポン跳ね回って欲しいのに「足取りが重い」って感じ。

ボワボワで音程感も無いので応急的に補正しようとするが効果が得られない、この辺りが経験不足でどうしようもない。

狭いスタジオに5人入っているので、現場でアレコレいじっても何処をどれだけ可変したかを記録していないとデータにならないので、設定変更は練習風景を録音したのを自宅で聞いてからにしようと、エフェクターからベースに頭を切り換え演奏に集中した。


今回のテーマの「低音強調作戦」の結論は、ピックアップなどのパーツにもよるんだろうけど、ノーマルのミディアムスケールのハイインピのベースだと低音には限界があると思った。

ってか、そういうハイレベルな事よりも、ベースの音が抜けない事にはイコライジングもヘチマも無いなと思った。

ただ現状での素人考えだけど、低音域のオーバーEQが音抜けの悪さを誘発している本末転倒パターンなのかも。

MB-3君は音が軽いんだけど…それは悪ではないと思う。
 
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小さなMB-3君はギターケースに入るのだ
 
 

それより軽快なMB-3の特徴を生かすブリッブリな音を追求する方が楽しいかなと思った。

いずれにせよ何かを決めるには時期尚早な感は拭えず、引き続きデータ収集なのだ。