球界薬物汚染 [日々のあれこれ]
キャンプ情報が吹き飛んだ
例年なら今頃は駅の売店に並ぶスポーツ紙の一面はどこもプロ野球のキャンプ情報で活気づくのに、今年は黒いボーズ頭一色だ。
しかし清原容疑者は見た目は凄い威圧感だけどミミッチイな、押収されたのがたった3回使用分の0.1グラムて…江夏さんなんか1560回分の52グラムで、執行猶予が付かない「一発実刑」の2年4ヶ月!しかも入手ルートは喋らなかった!
覚醒剤の使用は犯罪なんだけど、多々ある犯罪の中でもかなり特殊だと思う。
本人が罪を認めても絶対に止められないから、幾ら反省しても短期限定の反省など意味がないし、本人も止めるように努力しても意味がない。
どれくらい欲しくなるかといえば、炎天下の真夏に42キロのマラソンを水分補給ナシで走り終えた後のコップに入った冷えた水位に欲しくなるんだそうで、これは激しい心からの飢えで、この絶対的な渇望に朝から晩まで1年365日常時逆らい続けることなど不可能で、抗おうとする事自体無駄な抵抗…だからシャブ中を罰しても刑務所を出たり入ったりさせるだけで何の意味も無い。
本当に社会の事を考えるならクスリを作って販売している側を取り締まるというか、撲滅させなきゃ本当の解決にはならないんだけど、絶対にそうはならないのがエライ人達のオヤクソクで、覚醒剤も自己責任って感じなのが現状だからこのままでは永久に無くならない。
清原容疑者が逮捕されてからは連日同じ画像を見せ続けられているので、パブロフ効果というか、最近は巨人のユニフォームを見るだけで真っ先に「賭博」と「覚醒剤」が浮かぶ。
巨人のせいで、プロ野球界全体のイメージがガタ落ちだし、巨人には今も覚醒剤やっている選手が沢山いるんだろうなって目で見てしまう。
だから今回のスキャンダルでプロ野球のファン離れが加速すると思う。
それでなくても、日本のプロ野球のスター選手達は皆FA権を取れば、世話になった球団や応援してくれたファンに後足で砂をかけてメジャーに行ってしまう。
向こうで通用しなくても、日本に帰れば「メジャー帰り」というハクが付いて高額契約出来るから安心して渡米できる。
最近は…例えば日ハムの大谷投手や阪神の藤浪投手とかも「どうせもうすぐ居なくなる奴」という期間限定モノ目線で見てしまって、成績以前に彼らには最初から何処か覚めてしまう。
そういう欝欝たる雰囲気を吹き飛ばしてくれるのが夢と希望の「春のキャンプ」だ!
今年はどうかな?と期待するし、何処の監督も優勝を狙うと言うし、スポーツ紙も景気の良い飛ばし記事を連発してくれるし…ファン達はスポーツ紙の情報なんて「話半分」なのは判っていてもワクワクする。
それが今年は出だしから、どす黒い坊主頭が群馬のヤクザから覚醒剤を買って都内のホテルで使用したとかの生々しいハナシでのスタートだ。
清原容疑者が喋って芋づる式に有名人の逮捕者が出るという噂もあるが…例え清原容疑者が取り調べでベラベラ喋ったとしても絶対に無いと断言する!
去年の秋から超楽しみにしていた開幕前なのに、なんだか白けてしまったのだ。
2016-02-06 23:10