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どうなるシャープ [日々のあれこれ]

技術流出[バッド(下向き矢印)]


どこでどうなってしまったのか判らないが、日本の家電メーカーのシャープが経営難から本社ビルの売却を決定、3000人超の希望退職に加え、台湾の傘下に入るらしい。

これで節電性能に優れた独自液晶「イグゾー」などの技術が海外に流出する事になる。 

俺は経済とかはサッパリ判らないんだけど、思うに液晶を主力として中・韓の安い製品とガチンコ勝負して負けたって事なんだと思う。

こういうのは別にシャープだけで無く、日本の家電メーカー全般がこれまでの商売では成りたたなくなっているんだと思う。
 
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クオリティーの問題はあるにせよ、似たレベルまで追いつかれればそこから先は何処までコストを下げられるかの戦いになる…つまり、今トップに君臨している中・韓もベトナムやカンボジアなど更なる後進国との競争になって明日は我が身という事になるし、製品の中身に関する知的財産権のロイヤリティーで喰っているアメリカは、常に人件費の安い国の組み立て工場を求めており、そのために世界中で紛争や戦争を起こして人工的に後進国を作り出しているんだと俺なんかは考える。

知的財産権という意味では、独自の開発を売りにしていたシャープの考えは間違っていなかったと思うが、余りにも中・韓の得意分野とガップリ四つで勝負しすぎた面があったのかも…そういう意味では商売が下手だったのかもしれないが、大抵の場合この手のハナシは社長とかが馬鹿なんだよね。

今の凄まじい経営不振っぷりを見ると、トップの連中の目の付け所がシャープだったとしか言いようがない。
 
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シャープは大阪の会社で、奈良の工業団地にも大きな工場があった。

俺が学生の頃、バイトで新築の建物の清掃で入った事がある。

広大な敷地に、工場で働く人達の寮があって、その部屋の窓や押し入れなどを綺麗にする仕事だった。

まだ入居する前の部屋なので汚れはなくて、ガラスはスクイジーをかけて、他は濡れた布で拭くだけの楽な仕事だった。

驚いたのは、当時既に敷地内のあちらこちらに太陽電池のパネルが設置されていたことで、最先端の工場って雰囲気だった…シャープは、太陽電池ではまだまだ世界的な企業。
 
で、このバイト時の印象が凄く良くて、俺のシャープに対するイメージは光り輝く太陽電池パネルの様な斬新な最先端技術のままだった。
 

俺の部屋を見渡すと…シャープ製品は、職場に置きっぱなしにしている貰ったノートPC、プラズマクラスターイオン発生機とセラミックファンヒーターだけだった…ってか、PCは既に撤退している…。

でもプラズマクラスターイオンの消臭力は凄いと思うのだ。