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ピックアップとアンプの相性 [ギターの話題]

拘りは持つべき



ピックアップとアンプの相性の問題はこのブログでも酢酸取り上げているが、それだけ大きな問題なんだと思う。

先日のライヴで、対バンのギターさん達の音作りを観察していた。

アンプヘッドの持ち込みが1人いるだけで、後は全員自分のエフェクターを店のアンプで鳴らしていた。

ベースも同じだけど、店のアンプとの相性みたいなのもあると思った。

それは俺の楽器も同じ。

例えばメインギターのほぼ全てのリアピックアップにマウントしているSEYMOUR DUNCANの「SLSD-1 Lil' Screamin Demon」は今の俺のプリアンプVooDu Valveには合わない。

なんかチャリチャリのペラペラになるが、どういうわけかBOSSの古いフロアマルチのME-70にはフィットする。

今のメインアンプVooDu ValveはEMGピックアップがドンピシャ。

同じROCKTRONでもPIRANHAはハムバッカーピックアップはイマイチだけど、シングルコイルでプレキシを作るとかなり美味しい。

つまり、ギターを先に決めてフィットするアンプを選ぶのが効率良いかなと思う。

YOUTUBEで気になるアンプの音を検索しても、ギターとの相性が肝心なので・・・余り参考にならないと思う。

俺がVooDu Valveを買ったとき、この「相性問題」をもっと突き詰めていれば、もっと使う頻度は多かったと思う・・・せっかく買ったのに出番は少なかった。

この「ギターとアンプとの相性問題」を一発で解決してくれるのが、モデリングアンプがたくさん詰まった最近のマルチエフェクター。

最近の高級マルチのモデリングアンプは目をつむれば判らない位本物に接近している。

しかし、沢山のアンプを選べるけど「このアンプよりはコッチで、こちらは更に俺好みだ」と追いかけていくと、実際に使うモデルは限られる。

多くの中から嗜好に近いアンプを選び、更に理想に近づけようと調節を頑張るんだけど、それが果たして「本当に欲しかった音なのか?」と問われると・・・どうかなと迷う。

ま、それくらいアンプ選びは難しいってことなんだと思う。

ピックアップも含めたギターとアンプが上手く出会う運みたいなのも必要だと思う。

とにかく、テキトーに妥協せずこだわる部分はトコトン頑固にこだわるべきだと思う。

俺の場合、歪み部分は真空管にこだわっている。

ここまでマルチエフェクターのモデリングがリアルになっても、俺は最後まで真空管に拘っていくつもりなのだ。