2023年MotoGP第20戦バレンシアGP

ヴィニャーレスPP




チャンピオン争いは、マルティンがスプリントレースで優勝してポイント差を縮めるものの、実質的にはバニャイアのチャンピオンは前戦で決定していた。

決勝は、バニャイアがホールショットを奪う。

最初はバニャイアの真後ろに付けていたマルティンだったが、バニャイアのマシンに接近しすぎて乱気流に吸い込まれて接触後に大きくコースアウト。

レースに戻るものの、ヴィニャーレスに遮られ、マルケスにかぶせられて激突リタイアに終わった。

独り相撲で大暴れのマルティンが揺さぶりを掛けたかったが、バニャイアに落ち着かれて手も足も出なかった。

レースは一時ビンダーやミラーがトップに立つがオーバーランやクラッシュでバニャイアがトップでゴールした。

バニャイアはゼッケン1のジンクスを打ち破っての、堂々のチャンピオン防衛だった。

HONDAはマルケスの抜けた穴に2年契約でルカ・マリーニが入り、マリーニの抜けた穴に行き場の無かったジャンアントニオがVR46に入った。

さて来期だけど、どん底のホンダ＆ヤマハ救済の「優遇措置の新レギュレーション」が決定した。

問題はメーカーがそれに見合うだけの開発を行えるのか？が全てだと思う・・・恐らく予算の壁が先にあるので、いきなり優遇されても劇的に進化する事は無理だと思う。

ホンダはさておき、YAMAHAはサテライトチームすら作れていない状況。

「ドゥカティ”大あくび”ワンメイクレース」は当分続きそうなのだ。