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Operation Mindcrime / Queensrÿche [カバー曲演奏]

progressive metalの先駆者

今回のカバー曲演奏はMarge Litch リイシュー・プロジェクト記念でMarge Litchの演奏で「Operation Mindcrime」。



Queensrÿcheのライヴは、今ふり返ればこのバンドの最も良かった黄金期だと思うが、1991年の「Empire tour」を東京渋谷のNHKホールで観ている。


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NHKホールは、それまでにも外タレを見に行っていたので「音が良い」印象しか無かったが、観ていた席が悪かったんだと思うが音が凄く小さくモコモコにこもっていて・・・恐らく期待値が高すぎた反動で最初からかなりガッカリしていた。

ドラムセットはシンバルスタンドとか装飾が滅茶苦茶派手なんだけど叩き方が凄く地味で、ベースは今でいうSANS AMPかましたみたいなドンシャリなんだけど軽くて、2本いるギターはIRON MAIDEN同様「2人合わせて半人前」みたいな感じで、心の中で「思っていたのと違う!」と叫び続けていた。

しかし!

Operation: Mindcrimeの名曲「Suite Sister Mary」で、メアリー役のパメラ・ムーアがステージ床からガーッとせり上がってきた時に、それまでの気怠い失望感が一気にドーンと引っ繰り返った!・・・まさに圧巻だった!

ジェフ・テイトのハートーン部分の超思い入れのある旋律が、まるでフレディー・マーキュリーの様なシオシオなフェイクで心底ガッカリしていた俺は、パメラ・ムーアのスーパー歌唱力に完全ノックアウトで、この1曲聴けただけで他のパッとしない演奏が全て帳消しになった。

正直、クイーンズライクなんかよりパメラ・ムーアだけで良かった!

演奏が終わって渋谷駅に向かって歩きながら、また来日したとしても見に行くのは・・・もういいかな~と思った。

当たり外れでいえば、かなりの外れだったのだ。