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2023年MotoGP第6戦イタリアGP [モータースポーツ]

バニャイアPP



ムジェロはドゥカティ一色のGPとなった。

ポールはバニャイアで、バニャイアの真後ろをピタッと後追いをした”予選だけ”マルケス兄が2位、3位は弟のアレックス・マルケス。


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そして絶好調のバニャイアがスプリントレースを征した。

決勝は、スタートを決めたバニャイアがトップに出たまま、これといった競り合いも無く子分のマルティンを従えて危なげなくゴール。

バニャイアは予選、スプリント、決勝全てでパーフェクトでイタリア人としてはこれ以上はないという結果に終わった。

1~4位までドゥカティで埋まり、日本車最高位は10位のYAMAHAのモルビデリだった。

ルマン24も何故かトヨタがウエイトを積まされ、フェラーリが優勝とレース界はイタリア勢が大活躍!

思うにドゥカティが空力の巨大ウイングを使うようになってMOTO-GPが大変化した気がする。

日本車の大スランプも原因は空力かもしれない。

今のトレンドは空力のダウンフォースで抑えつけてコーナーを速く旋回するみたいなイメージだけど、乱気流のせいで追い抜くのは至難の業で、タイヤへの熱と空気圧の問題が加わり複雑なセッティングが要求されている感じ。

ただ、クアルタラロのタイムは現在の様な空力がシビアにならない時の方が良かった・・・もちろんタイヤの特性も変わっているけど、これをどう見るか?だと思う。

ドゥカティの様にウイングという「抵抗」を強烈なエンジンパワーで粉砕するF1みたいな戦い方より、空力の影響を可能な限り受けないデザインに戻す方が2輪の理に適っている気がする。

路面に対して押さえつけが軽いマシンの方が燃費とタイヤに優しいはずで、マシンがシンプルになればライダーも乗りやすいはずで、こういう方向に非力エンジンなYAMAHAの突破口があるかも。

なんかジジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・ゼネラルディレクター)の不思議なアイデアに振り回され過ぎな気がする。

次のドイツGPで日本勢の巻き返しに期待なのだ。