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2023年MotoGP第3戦アメリカズGP [モータースポーツ]

バニャイアPP




予選~スプリントレースまでバニャイアが完璧だった。

2番手はサーキット・オブ・ジ・アメリカズを得意とするリンスが続いたが、不振のホンダが戻ってきたというよりは、マルケスの魂がリンスに乗り移ったかと思うほど、ホンダではリンスだけが乗れていた。

我らのクアルタラロは予選7位、スプリントレース19位と苦しみ、前回表彰台だったモルビデリは再び定位置に戻ってしまった。


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決勝はポールから飛び出たバニャイアがホールショットをゲット、絶不調のマシンに乗れているリンスが続いた。

かなり気合い入れてテレビを見てみたが、路面がデコボコで、コーナーの中でもデコボコなんだけど、ドゥカティのマシンはかなり暴れているんだけど、バニャイアはコンピュータ制御を信じているのか、マシンが跳ねるのを意に介さないで突っ込んでいる感じ。

それに対し、リンスのマシンは無理無く安定して見えた。

次々と転倒者が出る荒れたレースになり、先頭のバニャイアも転倒リタイアになり、リンスがトップに出て、その勢いのまま優勝した・・・他のホンダ車は全員転倒リタイアだったが、リンスだけが後続を引き離しての一人旅だった。

クアルタラロは我慢の走りで3位でゴール!久しぶりに表彰台に日本車が2台入った!

ただ、リンス同様マシンが良くなったのでは無くクアルタラロが凄かったので、どちらもマシン開発の参考にはならないと思う。

これは解説の宮城さんも言っていたけど、レースは「勝ったマシンが正義」なので、今のホンダのマシンの状態で下手に勝ってしまうと「勝ったマシンから改良を進める」ので、それが今のホンダの状況に相応しいか?となると更に混迷に向かう問題になるかもしれない。

勝つのは良いことだけど、悩ましいのだ。