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魔物の森 [My performance Archives]

アドリブが楽しい




今回はMargeLitchの「魔物の森」を紹介します。

「魔物の森」はアルバム「真実の指輪」収録の曲で、このアルバムは最初から最後までが世良純子さん制作の1つの物語というコンセプトアルバムなので、1曲だけ抜き取って聴くと歌詞の意味が独特に感じると思う。

この曲は「真実の指輪物語」の中では必要な曲だけど、この時期のMargeLitchの曲としては特に仕掛けの無いストレートなハードロックだと思う。

演奏時間の長い大作が多かったので、手頃なサイズの魔物の森はライブで使い勝手が良かった。

紹介するテイクは1997年のライブで、場所は目黒ライブステーション。



音声はマイクの空気録音は混ぜない100%PAのライン直の音をデジタル・リマスター。

演奏はボーカル:世良、キーボード:竹内、ベース:神保、ドラム:長倉で、ギターはバッキングはステレオ出力で左右に振り分け、ソロはモノラルで鳴らしている。

ギターはソルダーノ2発をステレオで鳴らしていて、それとは別系統でRolandのギターシンセを2発のアンプヘッドを使ってステレオで鳴らしているので、俺の後ろに写っている機材が山積みになっているが、キーボードも川の字に並べてレスリースピーカーの上にラックを組んでいて、ベースアンプとドラムセットもフルセット持ち込み・・・よくこれだけの機材を機材車に積めたものだと感心する。

この曲はその後、大幅にアレンジした続編「魔物の森パート2」も出来た。

これを聴いて思うのは、もしタイムマシンに乗ってやり直せるのなら、この曲はシングルコイルのストラトで弾きたかった・・・当時もそれは考えたんだけど「ライブでどうするのか?」とか細かいことを生真面目に考えてしまった。

その反省があって「ワイルド・ローズ」は迷わずシングルコイルのストラトでレコーディングした。

ギターソロが毎回アドリブだったのはこの曲位だと思う、大まかなイメージは崩さないで毎回その場の感覚で弾いていた。

「魔物の森」は弾いて楽しい曲だったのだ。