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暖かい音 [ギターの話題]

アコギの可能性




最近YOUTUBEで色んな時代の色んなフォークミュージシャンの弾き語りを見ている。

一言でフォークソングと言っても幅が広く、フォークギターにも色んな響きがある。

中でも凄いなと思ったのは、エレキにも通じるが長年弾き続けられた楽器が持つ可能性。

エンケンこと遠藤賢司さんのYAMAHAのフォークギターなんて、長年太いゲージを張って強打のストロークで弾き込まれているので「鳴り」が異常。

木が鳴るんだけど、弾き手次第で鳴りが別物になる。

同じく強打では凄まじいブルーズバンド「憂歌団」の木村充揮さんのギターもピックが擦れた箇所に穴が空き「音が大きなってええわ」と思っていたら、あるライブで巨大化した穴に手が入って抜けなくなって慌てた・・・「バラバラに分解するんちゃうか?」と不安になったそうだ。

エレキより「木の鳴り」が判りやすいのがアコギの楽しさだと思う・・・軽いタッチなのに「鳴って」いたら、やるな!って思う。

エレアコ全盛だけど、マイクで拾う生粋の生ギターの響きはど真ん中のアナログって感じで「自然を聴く」ニュアンス。

恐らくエレキ弦と違うフォーク弦にも色々秘訣はあるんだと思う。

シンプルなモノ程奥が深いのだ。