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Desire for Wealth [My performance Archives]

変拍子螺旋舞踏会



ご好評を頂いております「My performance Archives」ですが、2023年の新年1発目はMargeLitchの代表曲「Desire for Wealth - 黄金の城」を紹介します。

「黄金の城」は、1991年制作のアルバム「Fantasien」と1998年の「Fantasien 1998」に収録している曲。

この曲は、俺の絶対神であるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトに捧げたオマージュで、ソロ部分後半に「交響曲 第25番 ト短調」のイメージを導入している。

アルバム収録のテイクは誰かが勝手にYOUTUBEに上げているし、「Fantasien」関係はデモテープを録っていないので、当ブログのMy performance Archivesコンテンツで使える未発表テイクとなるとライブからの抜粋しか無い。

今回紹介する「黄金の城」はMargeLitchの2000年のライブからで、演奏はVo.世良、Key.竹内、Ba.神保、Dr.長倉、Gu.俺というラインナップ。






「黄金の城」は制作当初から何度か細かいアレンジを繰り返して、このメンバーでの演奏が最後なので、今回紹介するバージョンが最終形で、俺と最も長く一緒に演奏したミュージシャン竹内”まんぞを”氏の素晴らしい超絶キーボードソロから始まり、MargeLitchお得意の目眩く音色と変拍子の螺旋がグリグリ入り乱れます。

歌のバックのリズムでドラムが3連系なのに対し、ベースが4つ移動のアクロバットなプログレ風アレンジや、純子姫の早口ユニゾンなど、誰かが僅かでもタイミングがずれるだけで全てが崩壊するスリリングな展開の曲。

ギターの演奏は「音色の切り替え」が大変で、場面場面で6色以上のトーンや音量プログラムを明確にスパッと切り替えなくてはいけなくて、楽器演奏と同じくらいフットコントローラーの操作が忙しかった。

ライブ録音はPAミキサーからライン直のDAT録音で、ギターもステレオで鳴らしているので、ギターの音質や音量、音の広がりなどが切り替わるのを楽しんで欲しい。

ギターはNo-2ストラトで、ピックアップはリアがEMG85、フロントがEMG81、ブリッジはFLOYDROSE。

この頃のアンプ・機材関係はかなり大がかりで、心臓部はフットMIDIコントローラーでコントロールするRolandのGP-100のセンド&リターンに真空管を入れ替えたソルダーノプリアンプを組み込んだのを、それぞれ2台ずつ2組でステレオ出力したのをELECTRO FORCEステレオパワーアンプで、Celestion・Sidewinder×4発のキャビを2発ずつステレオで鳴らしている。

入り乱れる変拍子~ぐるりぐるぐる~ピッキングハーモニクス入れまくりのハイゲインギター~ぐるりぐるぐる~煌びやかな舞踏会とオペラヴォイス~ぐるりぐるぐる~目・を・さ・ま・し・て!

お金が全てなのだ。