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Murder Game [My performance Archives]

SQUIERストラトとの出会い


今回はMargeLitch以前の出来事の紹介で、もう殆ど忘れているけど微かな記憶を辿ってみます。

「Murder Game」は俺が大阪で結成したDEARERというバンドで書いた曲。

DEARERは前身バンドからの流れで、俺がギター兼ボーカルで始まった。

その後、俺がギターに専念、元ギタリストだった2代目のボーカルから「音が出ない」ギターを5千円で買い、自宅に持ち帰って部品を取り替え30分ほどで音を出した。

激重のギターだけどネックが細くて弾きやすく、音が出た瞬間に気に入ってしまった。

そのギターが「N0-02」と名付けた初期のSQUIERのナチュラルのストラトで、色が地味だなと思っているところに遊びに来たBritish Steeleの石田君が「良い色だね!」と褒めてくれて嬉しくなった。

ボワ~ンとしたアバウトさが皆無で、反応が速く「カチッと決まる」というか、逆に言えば「忖度無しで盛ってくれない」感じで、好き嫌いが明確に別れるキャラだと思う・・・苦手な人もいると思うが、俺はギターもベースも切れ味鋭い日本刀みたいなのが好き。

丁度No-01ストラトが調子悪い時期で、そのままSQUIERがメインギターに昇格した。

SQUIERを弾き始めた頃は写真の通り、前オーナーの手によるスキャロップド・フィンガーボード加工で指板を削ったままの状態で真っ白だったが、汚くなったので・・・


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クリアラッカーを塗ったけど、イマイチ綺麗にならなかった・・・。


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「Murder Game」はDEARERの3本目のデモテープに入っている曲で、ボーカル:佐伯、ベース:野村、ドラム:中井の4人編成。





機材車に積み込む時に置き場で問題になった巨大な銅鑼の音から始まる・・・ドラの音もマイクで録音している。

ドカン!という爆発音は、足鍵盤の音源で使っていた「KORG EX-800」というPOLY-800の音源モジュール版でラックタイプのやつを使っている。

ギターは全てで、リアがDIMARZIOの「SUPER DISTORTION」、センターはダミーで、フロントがBILL LAWRENCEの「L250」。

当時はアンプで歪まさずにMAXON の「SD9」を使っていて、隠し味でイントロのリフでBOSSの「OC-2」というアナログのオクターバーやブリッジでフェイザーを使っている。

ギターソロでKORGの「SD-200 SIGNAL DELAY」というアナログディレイを使うようになったのもこの頃。

奈良市の富雄にあるJEWELスタジオで、オープンリールの8トラックMTRでの録音。

この時の録音エンジニアさんは、その後MargeLitchが大阪でライブをやったときの店のPAをやっていて、久しぶりに再会したのを覚えている。

「Murder Game」から俺とNo-02ストラトの長い旅が始まったのだ。